SCHOOL CONCERT 2008

 

 

昨年のトリオ演奏会に続き、卒業生の土井悦子さんのお世話で今年もスクールコンサートを開催しました。教育助成会行事の一つです。

 今年の演奏者は、NHK交響楽団をはじめ、全国の主要なオーケストラと共演されている世界的なハーモニカ奏者の崎元譲(さきもと じょう)さんでした。クロマティックハーモニカの魅力を十分に楽しむことができました。

 

 日時  200867日(土)143015301400開場)

 場所  広島大学附属福山中・高等学校

情報教育センターローズ2階マルチメディアホール

 演奏者 崎元  譲(ハーモニカ)――――――――――――

佐藤秀廊氏に師事。1967年、第1回のリサイタルを東京で開催。1970年に西ドイツのトロシンゲン市立音楽院に入学しヘルムート・ヘロルドに師事した。1971年には、ロンドンで世界的ハーモニカ奏者であるトミー・ライリーに師事、また、第13回世界ハーモニカ・コンクールのソリスト部門第2位入賞を果たし一躍注目を浴びた。1973年、帰国リサイタルを全曲ハーモニカのオリジナル曲で開く。1978年、岩城宏之指揮、NHK交響楽団とヴィラ=ロボスのハーモニカ協奏曲を定期公演で協演、札幌交響楽団、東京交響楽団ほか、全国の主要なオーケストラと協演した。1980年、小澤征爾指揮、新日本フィルとポール千原の「弦楽四重奏と管弦楽のための協奏曲」のハーモニカパートを演奏。リサイタルではフランクのヴァイオリン・ソナタを吹くなど、毎回変化に富んだ意欲的なプログラムを展開している。また、ソロだけでなくギターやハープとのデュオ、三宅榛名とのジョイント・コンサート等にも意欲的である。現代日本の作品を紹介することもライフワークの一つである。1979年には、可能性を追求するため、ハーモニカのそれぞれ違った面を表現する4回連続のコンサートを行い、1984年には高橋悠治、三宅榛名らを迎えリサイタルを開き好評を博した。さらにアコーディオンの御喜美江との共演による「ポエム・ハーモニカ」は平成14年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞した。現在は各地でのコンサートのほか、映画、テレビ、コマーシャル、ラジオ出演などに活躍する傍ら、後進の指導にもあたっている。20085月には、ピアノの菅田富士江とのCD発売も予定。

      菅田富士江(ピアノ)――――――――――――

東京品川生まれ。7歳より林祐子氏にピアノを師事。上野学園高等学校音楽科を経て、上野学園大学音楽学部ピアノ科卒業。鈴木美和子、久保春代、館野泉の諸氏に師事。ジャズ理論、アレンジを安田芙充央氏に師事。1987年よりフィンランド・クフモ室内楽フェスティバルに参加し、コンスタンテン・ボギノ、レスリー・ハワード両氏に学ぶ。1994年より「崎元 譲ハーモニカセミナー」及び「崎元 譲と仲間たちによるコンサート」のピアニストを務めている。現在、ソロのほかにピアノデュオ、全国各地での室内楽コンサートの出演や、声楽リサイタル及びコンクールの伴奏などで活躍している。

 司会   土井 悦子

(特定非営利活動法人「緑の街ミュージックフレンズ」理事長)

      プログラム

第一部 ハーモニカとピアノ

ムーディ        トレド(スペイン幻想曲)

ヘンデル        アリアとロンド

モーツァルト      ニ調のメヌエット(K.64

ベートーヴェン     ト調のメヌエット

第二部 ハーモニカソロ

ピルスル        パガニーニの主題による練習曲

レクォーナ       マラゲニア

第三部:ハーモニカとピアノ

ピアソラ        リベルタンゴ

ハーレイン       星に願いを

本居長世/林光     七つの子による変奏曲

木村弓/松本祐士編曲  いつも何度でも

新井満/高橋真子編曲  千の風になって

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広島大学附属福山中・高等学校

広島大学附属福山中・高等学校 教育助成会