CROSS-CULTURAL EVENT
AND
2005.06.20
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ローレンス大学:大学スタッフ4名 学生11名 教員1名 通訳1名
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福山附属:ESS 邦楽部 吹奏楽部 ほか有志 歓迎プロジェクトスタッフ12名
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日程:歓迎挨拶 学校紹介 授業参観3時間 懇談 交流会
■歓迎の挨拶■
広島大学附属福山中・高等学校 副校長 竹盛浩二
ローレンス大学の皆さん ようこそ日本へ、ようこそ福山附属へ。
今日、インターネットで世界は瞬時に繋がることが出来ますが、私たちは人間として、この地球上に住む者同士は、心の絆で結ばれなければならないと思います。
皆さんの大学は、アメリカ、ウィスコンシン州の、特に音楽では伝統ある大学であるということもネットを通じていくらか私たちは知ることが出来ていますし、皆さん方も私たちのこの学校のことをご存じだろうと思います。
わたしたちの学校は、広島大学に附属する学校です。ここ福山で55年の歩みを続けている若い学校です。中学校と高等学校、合わせて974名の生徒がいます。お配りしておりますリーフレットを見て下さい。オリーブをシンボルとする自由と自主の学校です。今日は、わたしたちの生徒の学校生活の様子を、どうかゆっくりとご覧下さい。
私たちの
今日一日、ローレンス大学の皆さんと、琴の調べを心に刻み、心の交流を深めていくことを願いながら、歓迎の挨拶といたします。
June 20, 2005
Welcome to
These days we can communicate
with others very easily using the Internet; however I believe that actual
intercultural communication and the sharing of joy together will bring us a
strong bond of friendship. Anyhow,
before meeting you, we were able to get some information from the
I would like to briefly introduce
our school and this town to you.
The Fukuyama Fuzoku is attached to
I really appreciate that
Fukuyama Fuzoku students and teachers have a precious opportunity to meet the
Sincerely,
Koji, Takemori
Vice-Principal
at
■おわりの言葉■
広島大学附属福山中・高等学校 英語科 千菊基司
Although today's event is an official one for
our school, let me summarize it from a very personal viewpoint.
I first heard about today's event in March
2004. One of my American friends
sent me an e-mail about your visit to Japanese schools. I first met her in
I tried my best to host your group though you
must have been frustrated at times by all of the preparation. Anyway, thanks to Dr. Purkey's patience,
I tried my best. However, it was
not only because she asked me or you asked me, but also because I was helped by
many people in America and my students will be helped in the future by other
people in other countries.
I stayed in
Cross-cultural exchange can be viewed like
this: Since the situation is
unfamiliar to one side or both, people help each other, but it's not a direct
"give-and-take" relationship.
Rather, the give-and-take happens in a very large context. We are given something by a group of
people, then we will give it back to another group of people. It happens over generations, or over
great distances.
I'm very glad today that I took a part in it,
remembering my happy days in
今日のこのイベントのことを初めて聞いたのは2004年3月でした。私の友人の一人が、彼女の大学の何人かが日本の学校訪問をしたいと言っているから、と電子メールで伝えてきたのが始まりです。その友人と初めて会ったのは1990年のことでした。それがきっかけでしたが、こんなにたくさんの人が来てくれるとわかって、私一人の手には負えないものだと思いました。当校のみなさんには本当に感謝しています。
この日を迎えるにあたり、私は自分なりにベストを尽くしましたが、それはその友人に頼まれたからとか、この訪問団の人に頼まれたからというだけではありません。実は自分がアメリカで受けた恩を返すために、あるいは私が教えている生徒が将来いろんなところでお世話になるはずですので、その「恩返し」(とはいえまだ借りていないものもありますが)のためにがんばりました。
私は15年ほど前にアメリカに学生として滞在する機会がありましたが、そのときには私の不勉強や無理解が元で、いろんな失敗をし、いろんな人に助けてもらいました。その人たちのことを今でも時々思い出しますが、直接恩返しをするのは不可能です。
異文化交流においては、お互いに助け合う、といっても、直接的にギブアンドテイクとはならないでしょう。それはもっと大きなコンテクストの中で起こります。ある人たちに恩を受けたら、それを返すのは別の人たちへ、となるものでしょう。それは世代を越えたり、場所を越えて起こるものです。
今日はアメリカに滞在していた頃のことを思い出してうれしくもなりましたが、今日この機会を与えていただいたことを大変うれしく思います。今日のような機会にどうすべきか、よくわかりました。もちろん、音楽は国境を越える、ということも体感できたことはよかったです。この実現のためにいろんな人に助けていただきました。みなさんが楽しく過ごされたのであれば幸いに思います。
2005.06.22