進路指導計画

 

 

T 進路指導の方針

 進路指導は、生徒のみなさん一人一人の「どんな生き方をするのか」「どんな〈わたし〉になるのか」といった問題とかかわっています。進路を考えることは、『自分探しの旅』ではありません。生徒のみなさんは、経験するさまざまな学び(関係)の中でたえず新たに作られていくものです。「どのように学ぶのか」「社会とどのような関係をつくっていくのか」「自分をどう創っていくのか」という問いに向き合い、めざす自己を実現する手だてを、本当に実行することが大切です。

 当校の進路指導のねらいは、生徒一人一人が、

    @ 自らの将来の生き方への関心を深め、

    A 将来への展望をもち、主体的に進路計画を構想し、

    B 目標の実現にむけて、能力・適性の開発と発達を実行する

ということにあります。一言で言えば、進路指導とは、生徒一人一人によりよく生きるための力をつけることです。

このような考え方のもとに、「進路指導の基本課題」、「学習活動についての目標」、「各学年別の進路学習の目標とテーマ」を設定し、これにそって、6カ年一貫の指導体制のなかで、進路指導を実践していきます。

 

U 進路指導の基本課題

1.能力・適性

○自分が将来にわたって社会とどう関わりながら生きていくかを考える。

○自分が展望する生き方にふさわしい能力・適性の開発・伸長を行う。

2.進路情報

○自分の希望進路に関わる環境がどのようなものになっているのか、またどのようになっていくのかについて、適切に情報を収集し活用する。

○仕事や学問について理解する学習活動をとおして、自分の進路選択についての考えを深める。

3.進路設計

○自己の将来の生き方・生きがいを考えて生活設計をする。

○進路の検討・選択を通して、希望進路実現に向けての具体的な計画を構想する。

4.関心・意欲・態度

○将来の生き方に関心を持ち、自分の責任において進路を決定する。

○学校生活を充実し、自己実現への意欲や態度を持ち続ける。

5.進路相談

○将来への展望をもって、主体的に進路選択ができるようにする。

 

V 学習活動についての目標

(1)将来の目的を明確に意識し、能力・適性の伸長を実現する。

(2)「意欲的に継続的に学ぶこと」を毎日の生活習慣の中に位置づける。

(3)意欲的な読書生活を実践し、ものの見方や考え方を拡げ深める。

 

W 学年別の進路学習の目標

学年

目      標

1年

自らの将来のあり方について関心を持ち、自己の能力・適性を開発し伸ばすことに意欲を持つ。また、他者の進路を尊重する態度を身につける。

2年

自らの興味関心の所在から将来のあり方を探りつつ、現在の自分の課題を考える。また、将来独り立ちして生きていくということを自分のこととして受け止める。

3年

自分の興味関心のありようから将来の生き方を考え、進路についての目標を持ち、自己の課題にとりくむ。

4年

進路情報を収集・活用して、社会との関わりの中で自己の生き方を考え、進路計画を立案する。

5年

進路情報の多角的かつ深い理解に努め、社会との関わりの中でどのように自己を築いていくのかを考え、具体的な進路を選択する。

6年

めざす自己を実現するための計画をより明確にし、具現化する。

進路学習の具体的な内容は、『進路指導資料集』をご覧下さい。

 

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広島大学附属福山中・高等学校

進路指導部