オリーブの環 2014 本文へジャンプ
 
 
  

Program

■ 開会挨拶 藤木賞之オリーブ会会長(14回生)
■ 附属福山11回生による講演と対話
        寺岡 慧さん  高木 弘子さん  岩井 宏夫さん
■ 生徒とともにオリーブ植樹式
■ 参加:4年生 全員201
■ 会場:マルチメディアホールと情報棟ローズ前(植樹式)


  
 講演を聴いての感想
  

 三人の方のお話をうかがって共通しているなと思った部分は「つながり」についてです。大きな規模でのつながりについて話してくださった寺岡さん、地域とのつながりについて話してくださった高木さん、相手と自分という一対一のつながりについて話してくださった岩井さん。改めて「つながり」というものの大切さについて考えさせられました。人は一人では生きていけないものだし、お互いが支え合って生きていくものだと思います。だから、「つながり」を意識していくことはすごく大事だと思いました。まずは相手と自分という一対一の関係からだろうと思います。そこからどんどん幅を広げて、地域、社会、世界なんていうふうに広げていければいいなと思います。今日のような会があったのも、やっぱり「つながり」というものがあって、それがずっと続いている証拠だと思います。岩井さんの言葉にあったように、糸を切るのはとても簡単だと思います。しかし、それをしっかりとつないでいくというのはとても難しいと思います。私はこれからいろんなつながりを大切にしていきたいです。それは人とのだけでなく、自然とかそういうものをすべて含めてです。具体的にすぐに実行できるなと思ったことは「正直でいること」です。分からないところがあれば人に聞くというのは単純なことだけど、私はそれが難しいと思います。つい見栄を張ってしまったりして聞けないことがたくさんあります。でも、それだと損だと思ったので、少しずつ自分を変えていけたらいいなと思いました。今日考えたことをこれからにつなげられるように努力したいです。

 私は、今回の講演で、自分は附属福山の一員であり、この学校の歴史に名を残すのだということを改めて認識しました。この学校には今日講演に来てくださった先輩方の他にもたくさんの先輩がおられ、今も母校への思いを胸に、社会に貢献されているのだと思うと、自分も附属の一員として恥ずかしくない行動を取らなければいけないと思いました。学校とは社会へ出て貢献するまでの準備をする場所だと私は考えています。社会へ出て貢献するためには必ず知識が必要です。その知識を得るためには、勉強が絶対必要となります。今、この学校で学んで得た知識がそのままの形で社会に役立つものになるとは限らないけれど、なんらかの形で社会に必要なものになると考えています。しかし、今はまだ十分な知識も身についていない状態なので、先のことばかり気にしていてもいけません。目の前にある課題や試験を一つひとつこなしていくことが大切だと思います。先輩方のお話をうかがっていると、頑張らなければいけないという思いが一層強くなりました。これからも、今日の講演を忘れないように胸に留めて、残りのこの学校での生活を過ごしていきたいと思います。

 寺岡先生の話で始めに出た、日本でも年間約1500人もの人が餓死しているという事実に驚きました。虐待やホームレスで食べることが出来ない人がいるのはニュースで知っていたが、多くても100人くらいだと思っていました。そして、まだ治療法が分かっていない病気、分かっているのに正しい処置を受けられていない患者が多くいること、これらの問題を解決するために私たちに出来る数少ないことの1つが高木先生の言われた「地域とのかかわり」です。一人暮らしのお年寄りが増えてきている現代で、もっと地域がつながれば、安心して暮らせ、何かあればいち早く気づくことが出来るようになり、失わなくてよい命が守れます。そのつながりをつくっていくためには岩井先生がおっしゃった「正直になる事」が必要です。すべての人と正面から向き合っていけば、意識せずとも強いつながりは出来ていきます。
 今日は大先輩からこれから楽しく上手く生きていくために、今からできることを学べて良かったです。今できる小さなことから、まずは近所の人に声をかけながら帰宅し、机の向きを変えて勉強をしてみようと思います。目前の目標に向けて。



 今回三人の先生方のお話を聞いて、それぞれの先生方からそれぞれのメッセージを受け取りました。寺岡先生からは命の大切さ、高木先生は地域とのつながりの重要性、岩井先生からは時間を守ることの重要性。私はこの会を通して一番心に残っているのは、質疑応答の中での「もう助けることのできない患者さんに対してどうすればよいか」という質問に対する寺岡先生の答えです。私は先日のアメリカ人女性が安楽死を選んだというニュースを聞いて、ずっと私がその女性の立場であったら、はたまた担当医の立場であったら、ということを考えてきました。寺岡先生のお話を聞いて、これには最良の方法は一つではないのだろうなと思いました。一人一人に価値観があり、その価値観はみな同じではないと寺岡先生から聞いたからです。また、その決断を下すにあたって専門家の人にお話を聞く必要があるだろうし、患者の親族の方にもお話を聞かなければなりません。高木先生のおっしゃったつながりの重要性です。三人の先生のお話をただ聞き流すのではなく、周りのことにあてはめてその都度先生方のメッセージをヒントにしつつ、自分の力で考えていきたいと思いました。

 三人すべての方のお話から、今までになかった考え方を学ぶことができた。それぞれの、医者や教師、社長としての立場から、様々な経験に基づいてお話ししてくださったため、今まで見ることができなかった新たな視点からものごとを見ることができるようになれたと思う。
寺岡さんのお話では、よくある「トリックアート」から人によってものの見方は違うこと、だからこそ人間の考え方はみんな違うし、どれが正解というものはなく、それを互いに尊重しあうことの大切さを学べた。
高木さんからは、何事も積極的に、前向きに取り組むべきだということを学べた。「おかれた場所で、胸をはって一生懸命生きよう」という言葉に感動させられた。自分たちの努力で、おかれた立場の印象や性質を変えることができるという力強い考えが得られた。
岩井さんは、古希を迎えたからこそ話せる若さの重要性を話してくださった。この学校の特徴である「チャイムがないこと」の利点を改めて認識できたし、「つないだ糸を簡単に切るな」という話にも深い感銘をうけた。
本当にどのお話も自分のためになるメッセージがたくさん込められていた。それを忘れず、実践して、よりよい学校生活を送っていきたい。

 大学へ行って就職しても高校時代附属で過ごしたということが根っこの部分にあると聞いて、会ったことのない先輩たちや何十年後の後輩たちも、1つの附属生としての絆でつながっているという考え方をすると元気が出てきた。
同じ高校から今回は医師になったり教師になったり社長になったり、様々な分野で活躍されている人たちが共通して言っていたことの中に、人と人のつながりを挙げていて、今まで以上に大切にしていこうと思った。社会の中では、岩井さんが言っていたように、生きていくうえで自分の知らないことを知っている人に素直にきくことが大切、その縁も大切で切っちゃだめだよ、切ろうと思えばいつでも切れるんだから、という言葉が一番心に残っている。人だけでなく、良い事も悪い事もなかったことにはできるけど、生きていくうえで必要になっていくかもしれないから、どんなことにもアンテナをはると自分のものにしていくことができる、というふうにも考えられるのかなと思った。
 三人とも、皆さん仕事を楽しんでいる(いた)印象があり、私も自分の仕事を楽しんで努力できる大人になれるよう、勉強も頑張ろうと思った。



 お話をうかがって印象に残ったのは、一人一人がそれぞれ違う個性を持っていてみんなと協力し合って生きているということ、地域の人々との交流、人との関係を大事にすること、これらに共通しているのは人は一人では生きることはできない、他の人とのつながりを持ってお互い助け合って生きている、ということです。お互いの個性を尊重し合い、自分が困ったときは友人に助けてもらい、逆に友人が困っているときは助けてあげる、こういった他人とのつながり、関わりの大切さを改めて考えることができました。
これからオリーブの一員として自分を大切にし、仲間を大切にし、そして関わる全ての人を大切にすることを心がけていこうと思います。
今日は本当に良い話を聞くことができ、良かったです。

 高校生、大学生である時間は、人生において非常に重要であることが改めてわかりました。それは、勉強だけでなく人間関係もです。私は、今も有意義な高校生活を送れていますが、もっともっと有意義な学生生活を送ることができるように、今回の貴重な話を糧にしていこうと思いました。私の学生生活が、どのように社会人になった時に役に立つのかを未来の楽しみにしてこの附属、そして大学で充実した日々を過ごしていきたいと思いました。
また、大先輩方のお話を聞いて、先輩方がつくりあげていったこの学校を以前より好きになったし、自分が附属生であることをもっと誇りに思えるようになりました。



 私は、今日の話を聞いて、自分一人だけでするのではなく得意な人や専門の人がいればその人に頼ることも大切だと思いました。“自立”というと誰にも頼らず一人で生きるというイメージがあるけれど実際に一人で生きていくことなんか無理だし、知らないことを認めひとにおしえてもらうことはとても良いことだと思いました。だから、“自立”というのは、他の人との助け合いの関係、結びつきを自ら作り、維持することができ、かつ自分のできること、専門であることをプロとしてすることだと思いました。といっても、専門以外をしないとか分からないといって他人に全てを投げるのではなく、あくまで補助をしてもらうという意識で積極的に自分が主体になって行動していくべきだと思いました。そうすることで、固定された考えのない専門外の人だから分かる新しい発見もできるのではないかと思いました。
「人とのつながり」これがお三方のお話に共通していたキーワードではないかなと思いました。世界の人々とのつながり、地域の人々とのつながり、そして自分と誰かとのつながり。範囲の大小に関わらず、やがてそれらは私たちがこれから目指していくより良い社会の元となっていくのだろうと感じました。そして、より多くのつながりを持てるようにするための、私たちの毎日の生活の中での心構えや行動が大切であると思いました。広い視野を持ちつつも、何か1つのことに向かって努力していくこと、誰かのことを気遣って行動すること、そして何事も受け入れること。当たり前のことかもしれないけど、なかなか常に実践することは難しいものであると私は思います。だからこそ、常にこれらを心に留めておくように心がけたいと思います。それによって、私たちがこれから築いていく社会が少しでも良くなっていくのではないかなと思います。
 オリーブの一員として、この学校で多くのことを吸収し、これからも私なりの生き方を探していこうと思います。今日は素敵なお話をしていただき、ありがとうございました。

 「学生は勉強をすることが仕事だ」と親によく言われます。それは、学生の時が一番色々なことを感じ、吸収することができるから、また、社会人になったら、様々な知識を使っていかなければならないからなんだと思いました。でも、社会人になったら知識を使うだけなのかというとそれは違って、多くの人に出会うことで知識が増えていく、自分の知らないことを他の人は知っている、他の人が知らないことを自分は知っていると考えると、ほかの人と交流するということはとてもわくわくするものだなあと思いました。「繋いだ糸は切らない」という言葉がありましたが、本当にその通りだと思います。関係を壊すのは一瞬でできますが、関係を築くには多くの年月、労力がかかります。また、よい関係を壊すのはマイナスでしかありません。私は、この高校に入学して、せっかく出会えた仲間たちとの関係を大事にしていきます。私が古希になったときに、高校時代を思い出して微笑むことができたら良いなと思います。今のこの時期は二度と返ってこないので大事に大事に毎日を過ごしていきます。



 
   

広島大学附属福山中・高等学校

広島大学附属福山高等学校同窓会オリーブ会