コンピュータグラフィックスを活用した授業の実践
題材のねらい
コンピュータの画面に広がる架空の3次元空間に、プリミティブな形態を構成し、それを自由に変形して不思議な立体を創作する。試行錯誤をしながら、アイデアに富んだ美しい構成を工夫し、さらに、色を設定した後、コンピュータにレンダリングさせて完成する。これらの作品制作を通して、創造力を培い個性的な表現力を伸張する。
使用したソフトウェアー 「幾何公園」
学習指導案
学習 段階 |
主な学習活動 | 時間 | 指導上の工夫 |
導入 |
(1)3Dのコンピュータグラフィック
スの作品例などを鑑賞する。
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1 |
3DCGを活用したデザインワークの事例や参
考作品などを紹介し、興味関心を持たせる。
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(2)ソフトウェアの基本的な操作方法
を体験して慣れる。
作品制作のプロセスを、簡単な立体構成の実習 を体験しながら理解させる。
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1 | ・コンピュータやソフトウェアーの使用が 初めての場合は、簡単な操作マニュアル を作成しておく。例えば、ソフトの起動 と終了、データの保存と読み込み、マウス による描画など。 | |
構想 と 表現 |
(1)モデリング画面に直方体、球、円
錐、円柱などの基本形態(プリミティ
ブ)数個を表示(入力)する
(2)入力したプリミティブを移動する 。適当なサイズに変形したり、回転移 動しながら構成(組み合わせ)する。
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4 |
TVモニターに教師用のパソコン画面を投影し
、操作と技法を提示しながら説明
プリミティブの数は多く入力させない。 (コンピュータの能力による) 移動・変形・回転などの操作を繰り返して構成を 工夫する。(無造作に構成しても面白い立体が できあがる)
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(3)形態が完成したら物体の色を決め
る。
(4)物体を見つめるアングル・視点を 決め、レンダリング(シェーディング) する。 (5) (1)〜(4)を繰り返しながら制作 する。
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4 |
レンダリングは時間がかかるため、授業時間内
の適切なところで行わせる。
しだいに自分の意図する立体形態を視覚化する ように工夫させる。
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整理 鑑賞 |
○仕上がった画像データを保存する。 ○互いの作品を鑑賞する。 | 1 |
3Dコンピュータ造形の特性を認識させる。 自分なりの個性的な表現ができたか、ど うのような点を工夫したのか書かせる。 |