タイ研修<第3日> 寺院群の訪問
2018.01.06

ホーコスタイランド訪問を終えて,ホテルに一旦戻り昼食をとりました。また,午前までの制服から私服に着替え,午後の研修に出発しました。
午後はまず,タイの有名な寺院群を訪問しました。最初に「王宮」と「エメラルド寺院(ワット・プラ・ケオ)」を訪れました。一昨年に国民から敬愛されていた前国王が亡くなられ,昨年10月に喪があけたというタイミングでの訪問ということもあって,前国王の肖像が多く立ち並び,各所に設置された祭壇の前でタイ国民が膝をついて深く祈りを捧げている姿を何度も見ました。次に船で川を渡り対岸の「暁の寺院(ワット・アルン)」と「涅槃寺(ワット・ポー)」を訪問しました。特に涅槃寺の仏像は,訪問前から様々な情報源を通して目にしていただけに本物を目の前にした感動と,その大きさに生徒は圧倒されていました。
3日目は,曇空から始まったものの,寺院群の訪問中には快晴となり気温は34度を超える暑さでした。初めて長時間タイの屋外を移動する中で,その暑さにまず圧倒されました。また,土曜日ということもあって,外国人観光客でどの寺院も大変賑わっていたことに,前日のJETROバンコクで説明いただいた,外国人観光客が多いというデータを身をもって体験することができました。
寺院群訪問終了後,市内のタイ料理のレストランで夕食をとりました。トムヤムクンなどタイの本格的な料理を味わうことができました。その後,外国人観光客向けの商業施設である「アジアティーク」を訪問し,お土産の購入を中心に自由散策を1時間とりました。小さな店舗が軒を連ねる中で,食料品やタイの工芸品,アジア雑貨など様々なものが売られていました。お店がひしめき合う中で,店員は道行くお客さんに英語や中国語,日本語などを駆使して話しかけ,最後まで相手の言語で対応して商売をしていました。そんな姿に,午前中のホーコスタイランド訪問時に後藤さんが言われた「目的があれば,人は何でも『上達したい(身に付けたい)』と思うようになるもの。」ということを思い出しました。
3日目は,これまでのJETROバンコクやホーコスタイランドを訪問した時に聞いたこと学んだことを,実際に実感する場面に多く出会えた1日となりました。

2018.01.06 20:00 | 固定リンク | 行事
タイ研修<第3日> ホーコス・タイランド
2018.01.06

3日目のタイは,この時期のタイでは珍しい曇空の朝から始まりました。
朝食をすませると,この研修では一番早い7時30分にホテルを出発しました。40分ほどかけてホーコスタイランドに到着すると,当校の卒業生である後藤様と,事前よりメールで連絡を重ねていた門田様(息子さんが当校の卒業生)に出迎えていただきました。
後藤様より会社説明をしていただき,その後お二人の案内で工場見学をしました。質疑応答の時間では,生徒から「日本企業が海外進出進出する上で必要なことは」や「タイの食生活と健康との関係について」,「ホーコスタイランドにおける女性の雇用状況や従業員の勤務について」など個人の研究に関連することや話や工場見学を通して感じた率直な疑問を質問する生徒の姿がありました。それらに丁寧にお答えいただくと同時に「何故自分が学んでいるのか(学びたいのか),それがはっきりした時に意欲的になれるから,そこを考えていってください」,「壁をつくらない,思い込みや偏見で世界を見ない。それができたら,物事はより良い方向に進みます」と後藤様と門田様から激励の言葉もいただきました。
90分という時間設定の中で,会社説明から工場見学,質疑応答の時間までと過密なスケジュールでしたが備後から世界にはばたいている企業を訪問することができたのは生徒にとっても貴重な経験になりました。

2018.01.06 13:00 | 固定リンク | 行事
タイ研修<第2日> スーパーマーケット実地調査
2018.01.05

JETRO訪問後は,ホテルに直行する予定でしたが,帰り道のスーパーマーケットに立ち寄り,タイの人々が日常使う商業施設の実地調査も兼ねた買い物の時間を30分作りました。
また,スーパーマーケットからは徒歩でホテルまで帰りましたが,その中にも道端の露店やたくさん行き交うトゥクトゥクなどタイの日常を存分に感じることができました。ホテルに到着後は,ホテル内のレストランでタイスキをいただきました。
研修2日目は,前日の長時間の移動や,30度を超える日中の気温,訪問先で何度も緊張を強いられる場面もあり,生徒は大変疲れたと思います。そんな中でも研修の目的を忘れず行動したり自分の研究に関する調査を一生懸命頑張ったりすることができた一日になりました。
2018.01.05 22:00 | 固定リンク | 行事
タイ研修<第2日> JETROバンコク訪問
2018.01.05

チュラロンコン大学及び附属学校訪問終了後,いったんホテルに戻り午前の振り返りや,休憩・荷物整理の時間を1時間ほどとりました。
そして,16時からJETROバンコクで駐在員の鈴木様からタイに関する様々な情報をお話ししていただきました。今回の訪問に際しては,事前に生徒の課題研究のテーマや概要を連絡していたことで,研究に関連する情報や日本への留学経験のある現地スタッフにも同席いただき,タイの人から見たタイや日本についても話を伺うことができました。
質疑応答の時間では,生徒から「タイにおける女性の社会進出の現状ついて」や「学歴社会になりつつあるタイにおける今後の教育格差や経済格差について」,「今後進出がタイへの進出が期待される業態について」「洪水災害への対策の現状やこの分野での日本の支援の現状について」など,自分の研究に関する様々な踏み込んだ質問が矢継ぎ早に飛び出しました。それらの質問1つ1つに鈴木様と現地スタッフから丁寧な回答を得ることができました。
予定より30分も延長してしまったJETROバンコク訪問では,事前に進めていた個人の研究について重要な情報を得られた時間になったと同時に,テーマにしている問題に対する認識の甘さを実感した生徒もいました。そして,その国の環境・歴史・文化だけでなく,産業構造や経済状況といった視点も加味して考えていくことで,その国をより正しく理解したり,より適切に関わっていったりすることが出来るということを実感することができました。
2018.01.05 19:00 | 固定リンク | 行事
タイ研修<第2日> 学校訪問
2018.01.05

2日目の朝は,各自で朝食を済ませて,7時40分にホテルを出発しました。
8時にチュラロンコン大学の附属学校に到着すると,Pornporm校長先生から歓迎の挨拶と,出発前から連絡を取り合っていた,Warabet先生から日程の確認と学校についての簡単な説明がありました。その後,生徒は4つのグループに分かれてそれぞれ英語の授業に参加しました。自己紹介の時間をとっていただいたり,テキストを見せてもらったりしながら現地の高校生と同じ目線で授業を受けさせて頂きました。参加した授業によっては,先生から意見を求められた生徒もおりとても充実した時間となりました。
2時間目は,文系で日本語を専攻している同学年の日本語の授業に参加させていただきました。ここでは,5つのグループに分かれてタイの伝統文化,タイの観光地,タイの折り紙などをテーマに,英語を織り交ぜながらも日本語を中心に説明してくれました。また,当校の生徒たちは個人研究に関するアンケートやインタビュー調査を実施する時間にもなりました。
3時間目は,高校3年生に当たる学年の日本語の授業に参加しました。はじめにスライドを用いて学校紹介の発表をしてくれましたが,とても流暢な日本語に生徒はとても驚いた様子でした。その後,実際に様々な学校施設を案内してもらいました。授業後の休憩時間には,当校の生徒がけん玉を披露して一緒に挑戦したり,お茶をたてる道具を日本からわざわざもってきてくれた生徒が,抹茶と和菓子をご馳走したりして楽しい時間を過ごすことができました。
昼食は,学校の給食をご馳走していただきました。その後,Warabet先生と質疑応答の時間で訪問は終了の予定でしたが,ワゴン車を2台と案内をしてくれる大学生4人を紹介していただいて,急遽大学のキャンパスツアーも行ってくださいました。
午前中は,チュラロンコン大学の附属学校の授業を3時間も体験することができました。当校と同じくチャイムがならない環境で学校生活を送る生徒は,授業の中で自由闊達に発言したり,当校生徒の訪問に合わせて自主的に様々な企画をしてくれたりした姿に,当校の校風である「自由・自主」と同じものを感じました。

2018.01.05 13:00 | 固定リンク | 行事
タイ研修<第1日> 無事タイに到着しました
2018.01.04

第1日目は,目的地タイへの移動で一日が終わりました。
広島空港を9時15分に飛び立ち,経由地である台北にほぼ定刻通り到着しました。台北空港内で出発まで2時間ほど過ごしたのち,予定より30分遅れでタイに到着しました。
どちらの航空機でも機内食が提供されましたが,みんな美味しくいただいている様子でした。また,今後の日程を確認したり,冬休みの課題に取り組んだりする生徒の姿が機内で見られました。
出発時の広島空港の気温がマイナス1度,台湾の気温は20度,到着した時のタイの気温が30度と,航空機を降りる度に気温が変化する中で,気候帯(温帯→亜熱帯→熱帯)の変化を身をもって体験することのできた1日でもありました。
空港からホテルまで1時間程度のバスでの移動時間には,現地ガイドのスパッタさんがタイの文化について簡単にお話ししてくださり,生徒は驚きの反応も見せながら,興味深く聞いていました。夕食・チェックインを済ませてから,ホテルに併設されているコンビニエンスストアへ行きました。日本でも聞き馴染みのあるコンビニエンスストアでしたが扱っているものは大きく違うことにタイのコンビニ事情を垣間見ることができました。また,そんな中にも日本の商品を目にすることができ,タイと日本のつながりを感じる瞬間でもありました。
明日は,午前はチュラロンコン大学及びその附属高校への訪問。午後は,JETROバンコク事務所を訪問します。いよいよタイ研修の実地調査が始まります。

2018.01.04 17:00 | 固定リンク | 行事
新年2 スキー実習スタート
2018.01.04

本日(1月4日)より,こちらも1月7日までの日程で,4年生のスキー実習がスタートしました。8時に学校に集合し,バスにスキー板や靴,荷物を積み込んで,8:30頃に出発しました。目指すは「だいせんホワイトリゾート」スキー場。この行事が始まって,今年で68年目。実は,当校の創立当初から続いている行事です。宿泊先も始まった頃からずっと同じ宿にお世話になっています。今年度の参加生徒は78名。6:00現在の天候・気温・積雪は,天候 雪,気温 -2℃,積雪 55cm,新雪 5cmとなっています。一昨年は雪不足で中止になりましたが,今年はよいコンディションで実習がスタートできそうです。

ところで,鳥取県の名峰「大山」は2018年に開山1300年を迎え,伯耆国「大山開山1300年祭」が開催され,様々な行事・プロジェクトが進行しています。
「祈りの山」大山の信仰の中心に位置するのは「大山寺」です。山岳信仰に帰依する修験道の修行道場として栄えた大山寺は,奈良時代養老二年(718)出雲の国玉造りの人で依道と云う方によって山が開かれました。「大山寺縁起」によると依道がある日金色の狼を追って大山に入り一矢にして射殺さんとすれば,矢の前方に地蔵菩薩が現れ信心の心がにわかに起こり弓矢を捨てました。狼はいつの間にか老尼と化し依道に話しかけました。この出来事により依道はすみやかに出家,仏道の修行をしこの山に地蔵権現を祀りその名を金蓮と改めたと記されています。

大山寺までは宿舎から500mほどですので,参加している生徒のみなさんも時間があれば訪ねてみてください。
2018.01.04 12:10 | 固定リンク | 行事
新年1 タイ研修スタート
2018.01.04

本日(1月4日)は,当校も仕事始めです。本日より,タイ研修が始まりました。4年生の生徒10名と引率者3名,さらに添乗員の方,合計14名の団体で,1月7日までの4日間,タイ バンコクでの研修をおこないます。
今朝は7時に広島空港の国際線ロビーに集合し,出発式をおこないました。副校長と団長(山名先生)の挨拶のあとは,平山郁夫画伯の壁画の前で,記念撮影。その後,添乗員の田中さんより,諸注意があり,チェックインカウンターで荷物を預け,搭乗口へと向かいました。9:00発の飛行機で台北へ向かい,現地時間10:50着(時差は1時間)の予定ですから,今頃は台北の空港でトランジット待ちの時間でしょうか。バンコク到着は,現地時間の16:45(時差は2時間)の予定です。
充実した研修になることを期待しています。
2018.01.04 12:00 | 固定リンク | 行事

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