Z.イオンクロマトグラフによる雨水の分析
「酸性雨調査プロジェクト」の発足当時からの懸案であった、イオンクロマトグラフを使った雨水の分析を、2年次の1996年12月に行うことが出来た。この分析作業に当たっては、広島大学総合科学部の中根教授、及び中根教授の研究室の方々に大変なご苦労をかけることになった。厚くお礼申し上げます。分析作業の経過を報告する事にしたい。
1.電子メールによる雨水の分析の募集
1)1996年度の企画の紹介
広島大学附属福山中・高等学校の酸性雨調査プロジェクト事務局です。1996年
度の企画についてご連絡いたします。ご検討の上ご参加下さい。
1.新しく酸性雨調査プロジェクトの参加校を募集いたします。現在日本海側の観
測校が不足しています。募集校の数は予算の関係で多い場合は制限する場合も
あります。
参加校にはphメーター、レインゴーランドを提供します。
導電率計は希望のある場合に限って提供します。
調査校になったときの活動内容につきましては、酸性雨調査
プロジェクトのホームページをご覧下さい。
なお、参加校になった場合、他の類似のプロジェクトに参加
されるときは、事前に事務局にご連絡いただきたいと思いま
す。
ご希望の学校は下のアドレスまでメールを下さい。折り返し書類をお送りいたし
ます。
2.希望される学校に導電率計を配布いたします。
配布を希望される場合は、下のアドレスまでメールを下さい。折り返し書類をお
送りいたします。
e-mail nagasawa@fukuyama.hiroshima-u.ac.jp
3.雨水の分析は予定通りすすめたいと思っております。どうかよろしくお願いい
たします。
4.上の1.2の申し込みの締め切りは一応9月30日といたします。2)雨水の分析についてのインフォメーション
事務局からの連絡です。プロジェクトも2年目となりデータベースに蓄積されてい
るデータの数も多くなって来ました。参加校の皆様のご活躍の成果と感謝していま
す。広島大学の総合科学部の中根教授のお話では、もう少しデータの蓄積ができれば
データの分析の中からいろいろな傾向をつかむことが出来るかもしれないとのことで
した。事務局ではこのような現状をふまえて、データの整理分析を行い、酸性雨の
ホームページに掲載していきたいと考えていますし、各学校での活動をもとにした酸
性雨に関する研究もリンクをはるという方法で、全体に拡げていきたいと考えていま
どうかよろしくお願いいたします。 こんご、いくつかのご提案をさせていただきた
いと思いますが今回は雨水の分析についてお知らせいたします。
プロジェクト発足当時から、イオンクロマトグラフによる分析をしたいと申し上げて
おり、希望調査もさせていただきましたが、事務局としては参加校全体の企画として
て展開することにいたしました。下記の要領で実施いたしますのでよろしくお願いい
たします。
雨水の分析について
1.時 期:9月−10月
2.方法
雨水採取期間に採取した雨水を、ポリ容器にいれ冷凍庫で保存、ある程度量
がまとまった段階で、クール宅急便で事務局に送る。
1回の採取量 100ml 以上
採取上の注意 雨水を集める容器、保存用の容器は
あらかじめ蒸留水などであらっておく。
雨の採取日をはっきりさせる。
保存用の容器 ポリ瓶のようなものであれば何でもよい。
費用について ポリ容器とクール宅急便の費用は参加校で負担してい
ただきたいと思いますが無理な場合は、ご相談下さい。
宅急便の使用はこの期間全部の雨を送っていただいて
最大二回ではないかと考えています。
雨水の送り先
〒721
広島県福山市春日町五丁目14−1
広島大学附属福山中・高等学校 平賀 博之
なお下記のアドレスに雨水を送ることが可能かどうか、お送り下さい。
費用の負担について、あるいは質問などがありましたらあわせてお願い
いたします。
nagasawa@fukuyama.hiroshima-u.ac.jp