「初午(はつうま)のもぶり飯とからし酢味噌和え」
1 行事の目的
家族(特にこども)の健康を願う。
2 行事のいわれ
中国から渡ってきた鬼子母神が,子どもを食べにこないようにというおまじないだと云われている。
3 行事の内容
2月の初めての午の日,ススキで家族みんなの箸をこしらえて,それで混ぜごはん(もぶり飯ともいう)とからし酢味噌和えを食べる。
また,あらかじめわらでわらずとを作っておき(右の図),このAの部分に各自の器からごはんとからし和えを少しずつ入れ,最後に全員が使った箸をBの部分にさして,これを屋根に放り投げる。
4 料理名 : もぶり飯 と わけぎのからし酢味噌和え
5 料理方法
<もぶり飯>
1.割り菜(里芋の茎を干したもの)は水にもどして小さくきざむ。油揚げは油ぬきをして短冊に切り,ごぼうはささがけに,里芋は一口サイズの乱切りにする。
2.1の材料とだしじゃこをいっしょに入れて炊く。
3.少し蒸らしたご飯に2の具を混ぜる。
<わけぎのからし酢味噌和え>
1.わけぎを食べやすい大きさ(4cmくらい)に切り,さっとゆでる。(色が悪くならないように注意する)
2.白味噌:砂糖:酢=3:2:3(体積比)を混ぜたあわせ酢味噌で,1のわけぎを和える。