う め |
和名:梅(うめ) |
学名:Prunus mume Sieb. et Zucc. (バラ科) | |
万葉:うめ(梅). | |
中国南部原産で古い時代に日本に渡来した落葉高木性の果樹.早春,5枚の花弁をもつ白色の花が咲く.花は葉よりも早く開き芳香がある.果実は食用となる. | |
わが園に 梅の花散る ひさかたの 天(あめ)より雪の 流れ来るかも 大伴旅人(おおとものたびと) 『万葉集』巻五822 うちの庭に梅の花が散っててね、この景色は天から雪が流れて来るって感じだなあ。ちょっと感動しちゃった。 |
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万葉集には、「ハギ」の次に多く詠まれています。ほとんどは、白梅と思われます。 平安時代の学者菅原道真が大宰府に左遷されたとき「こち吹かば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」と詠んだことから、菅原道真を祀る天満宮には梅の木が植えられています。 ウメは、梅干しにして食用にしますが、ホワイトリカーにつけて梅酒にするのも広く普及しています。 梅雨時に、まだ熟さない実を取って、煙でいぶしたものを「烏梅」=ウバイといいます。漢方では、発熱、咳にこの烏梅を使います。民間では、風邪を引いたとき、梅干しを蒸し焼きにしてそれにお湯を注いで飲みました。(食用、薬用) |
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校内分布図:●は植物の生育場所。 Back |