かえで |
和名:楓(かえで) |
属名:Acer(カエデ科) | |
万葉:かえるで(鶏冠木). | |
代表的な紅葉樹で庭にもよく植栽される落葉高木.日本の山野には約20種が自生する.特に紅葉の美しいイロハカエデやヤマモミジからの園芸品種が数多くある.果実は扁平で2枚の翼を持つ. | |
下垂する花 | |
わが宿に もみつかへるて 見るごとに 妹をかけつつ 恋ひぬ日は無し 大伴田村大嬢(おおとものたむらのおおおとめ) 『万葉集』巻八1623 うちの庭に色づいたカエデを見るたびに、このかえでのように美しいあなたのことが気にかかって、恋しく思わない日なんてないよ。 |
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カエデは、一般には「もみじ」という総称で呼ばれています。紅や黄色に色づくという意味の「もみづ」ということばから生まれた呼び方です。広島県の木にも指定されています。 葉は、てんぷらにして食べることもできます。イタヤカエデは糖分の含量が多く、樹液を煮つめてシロップをとることができます。かえでの仲間のメグスリノキの樹皮は、煎じて洗眼に用います。(食用、薬用) |
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校内分布図:●は植物の生育場所。 |