けやき |
和名:欅・槻(けやき).別名:つき |
学名:Zelkova serrata Makino(ニレ科) | |
万葉:つき(槻). | |
日本の代表的な落葉広葉樹のひとつで,人家の周囲にもよく植栽される.茎は直立してそびえ,高さ30mにもなる.春,新葉とともに淡黄緑色の小さい花を開く. | |
早(はや)来ても 見てましものを 山背(やましろ)の 高(たか)の槻群(つきむら) 散りにけるかも 高市黒人(たけちのくろひと) 『万葉集』巻三277 もっと早く来て、見ればよかったのに、山城の多賀の槻の林は、もう美しい黄葉も散ってしまってたなあ。 |
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山地にも自生していますが、神木として祀られる例が多く、祝槻(いはひつき)と言われています。神社の境内に植えられ、30メートル以上の大木になっているものもあります。また、街路樹としても多く植えられています。大木が多いのもケヤキの特徴です。 ケヤキは材が美しく、強く、狂いが少ないため一般建築材としても、船舶材としても、家具材としても利用されています。長大な柱、広い板材が容易に得られるのも利点になっています。(建築材、船舶材、家具材) |
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校内分布図:●は植物の生育場所。 |