さねかずら |
和名:実葛(さねかずら).別名:びなんかずら |
学名:Kadsura japonica Dunal (モクレン科) | |
万葉:さなかづら(さな葛). | |
関東地方から琉球にかけての山野に生育し,また植栽されるつる性常緑木.夏に下垂する淡黄白色の花を開き,秋に紅く熟する. | |
花 | |
あしひきの山さな葛(かずら)もみつまで 妹(いも)に会はずやわが恋ひをらむ 作者不詳 『万葉集』巻十2296 山のさなかづらの葉が色づくまで、妻に逢わずに私は恋い続けるのだろうか。 |
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熟した果実
枝や葉をこまかく切って水につけておくと、粘質物を出します。これを抽出して整髪用に使用したので、「美男葛(びなんかずら)」の名前がついたといわれます。 実を天日乾燥し、咳止めに煎じて服用します。また、ホワイトリカーに漬けて強壮用に用います。(薬用、整髪料) |
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校内分布図:●は植物の生育場所。 |