すすき |
和名:芒・薄(すすき).別名:かや |
学名:Miscanthus sinensis Anderss. (イネ科) | |
万葉:をばな(尾花).かや(草). | |
日本各地の山野にはえる多年草.束生し,茎は直立して高さは1m内外.秋,茎の頂に黄褐色または紫褐色の花序をつける. | |
晩秋の花穂 | |
人(ひと)皆(みな)は 萩(はぎ)を秋と言ふ よし我は 尾花(おばな)が末(すえ)を 秋とは言はむ 作者不詳 『万葉集』巻十2110 人はみんな萩を秋の代表だという。それなら私はすすきの穂先を秋だと言おう。 |
|
秋の七草の一つです。ススキは、秋の野の風情をあらわす花として古くから愛されていたことがわかります。 花穂が、まだ外に出ていないときに抜いて食べました。成長したススキは茅葺屋根の材料になりました。今日、茅葺屋根の家を見ることはまれになりましたが、火事に弱いところを除けば、非常に居住性のいい家なのです。成長したススキは炭俵の材料にもなりました。昔は、秋に花の散った穂を集めて座敷箒を作ったものです。 ススキは、庶民の生活になくてはならないものでした。(食用、屋根材) |
|
. | |
校内分布図:●は植物の生育場所。 |