ちがや |
和名:茅萱(ちがや) |
学名:Imperata cylindrica Beauv. (イネ科) | |
万葉:つばな(茅花). | |
日本各地の日当たりのよい草地に群生する多年草.晩春に葉に先立って花穂をだす.若い花穂はツバナと呼ばれ,かすかに甘味がある. | |
花穂 | |
戯奴(わけ)がため わが手もすまに 春の野に 抜ける茅花(つばな)そ 食して肥(こ)えませ 紀女郎(きのいらつめ) 『万葉集』巻八1460 これは、お前のために私が手も休めずに春の野で抜いたつばなだよ。これを食べてしっかり栄養をつけなさい。 |
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ツバナ
漢方ではチガヤの根を利尿、止血、発汗の目的で薬用にします。チガヤの花穂は乾燥させて、火打石で火を起こすときのホクチにしていました。万葉時代には生活の必需品であったと思われます。(食用、薬用) |
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校内分布図:●は植物の生育場所。 |