ひのき |
和名:檜(ひのき) |
学名:Chamaecyparis obtusa Endl. (ヒノキ科) | |
万葉:ひ(檜). | |
福島県以西から屋久島まで自生するが,スギと同様に広く植林される常緑高木.高さは30m内外で材に香気がある.花は4月に開き,球果はその年の秋に熟する. | |
巻向(まきむく)の 檜原(ひばら)もいまだ 雲居(くもい)ねば 小松が末(うれ)ゆ 沫雪(あわゆき)流る 作者不詳 『万葉集』巻十2314 巻向(まきむく)の檜原(ひばら)にもまだ雲がかかっていない青空なのに、小松の梢(こずえ)から沫雪(あわゆき)が風に流されて降ってくるよ。 |
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ヒノキは日本の特産種で、材の美しさ、耐久性、狂いが少ないなどの特質をもち、日本の木造建築用材としてなくてはならない存在です。ヒノキの皮は桧皮葺の材料として、神社の美しい屋根を形成しています。 ヒノキは、名のとおり、火起こしに使用した材料です。ヒノキのヒキリウスとヒキリギネを使って火を起こしたようです。建築材の他に、その耐水性を利用してヒノキ風呂、ヒノキ桶や、船舶材に使用されています。(建築材) |
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校内分布図:●は植物の生育場所。 |