ま つ |
和名:松(まつ) |
学名:Pinus thunbergii Parl. (クロマツ,マツ科) | |
万葉:まつ(松). | |
本州から九州の海岸近くに広く生育し,また植林される常緑針葉高木.樹皮は灰黒色.春,枝の先端に紫紅色の雌花がつき,その基部に多数の雄花がつく. | |
クロマツの雄花 | |
岩代(いわしろ)の 浜松が枝(え)を 引き結び ま幸(さき)くあらば またかへり見む 有間皇子(ありまのみこ) 『万葉集』巻二141 岩代の浜のマツの枝を引き結んで、この地の神に無事を祈って行く。私は護送先で処刑されるかもしれないが、幸い無事でいられたら、またここにたち帰ってみよう。 |
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日本にはアカマツ、クロマツ(二葉)、ヒメコマツ、チョウセンゴヨウマツ、タカネゴヨウマツ、ハイマツ(五葉)の6種類があります。チョウセンゴヨウマツの種子は大きく、食用にします。 杉とともに建築材の主役です。樹皮に切り目を入れて樹脂を採取し、テレビン油、松脂、タールを製造します。それらから、塗料の溶剤、人造樟脳、香料、石けん、ニス、リノリューム、靴墨、印刷インクなどを作ります。(建築材、油脂) アカマツの雌花 ゴヨウマツの球果 |
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校内分布図:●は植物の生育場所。 |