みずめ

和名:みずめ. 別名:あずさ・よぐそみねばり.
学名:Betula grossa Sieb. et Zucc. (カバノキ科)
万葉:あずさ(梓弓).
岩手県以西から九州にかけての山地にはえる落葉高木.春,若葉と同時に花を開く.雌雄同株で,雄花穂は垂れ下がるが,雌花穂は上向きにつく.
wpe45.jpg (40070 バイト) ミズメの樹幹
 梓弓(あづさゆみ) 引かばまにまに 寄らめども
                        (のち)の心を 知りかてぬかも

石川郎女(いしかわのいらつめ) 『万葉集』巻二98

 梓弓を引くように、あなたが私の気を引いたら、そのまま従いますが、その後のあなたのお気持ちがわかりませんわ。 

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 万葉集の歌ではすべて、「引く」などにかかる枕詞として使われています。アズサの木そのものを詠んだ歌はありません。

 別名ヨグソミネバリは、樹皮にサロメチール成分を含むことによると思いますが、決してこんなひどい名前をつけるほど悪い匂いではありません。

 材は緻密で堅く、粘り強いため洋間の造作、敷居、洋家具、測量用三脚などに使われます。(家具材)

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mizume.jpg (19328 バイト) 校内分布図:は植物の生育場所。