も み |
和名:樅(もみ) |
学名:Abies firma Sieb. et Zucc. (マツ科) | |
万葉:おみのき(臣の木). | |
日本固有種.秋田県以西から屋久島に生育する常緑針葉大高木.大きいものは,高さ40m,直径2mになる.花は初夏に開き,球果は秋に熟する. | |
… 伊予(いよ)の高嶺(たかね)の 射狭庭(いざにわ)の 岡に立たして 歌思ひ 辞(こと)思ほしし み湯の上の 木群(こむら)を見れば 臣(おみ)の木も 生(お)ひ継ぎにけり … 山部赤人(やまべのあかひと) 『万葉集』巻三322 長歌の一部 伊予(いよ)の高嶺(たかね)の射狭庭(いざにわ)の岡にお立ちになって、歌を思案なさり、言葉をお考えになった温泉のほとりの木立を見ると、臣(おみ)の木の命も引き継がれているよ。 |
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材質は余り強固でなく狂いを生じやすいのですが、建築材として、またパルプ材として使用されます。(建築材) |
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校内分布図:●は植物の生育場所。 |