やなぎ |
和名:柳(やなぎ) |
学名:Salix gracilistyla Miq.(カワヤナギ,ヤナギ科) | |
万葉:かわやなぎ(川楊・川柳). | |
日本各地の山野の日当たりのよい川辺にはえ,また庭木に植栽する落葉低木.花は早春,葉より早く上向きに咲く. | |
花 | |
山のまに 雪は降りつつ しかすがに この川柳(かわやぎ)は 萌(も)えにけるかも 作者不詳 『万葉集』巻十1848 今も山あいに雪は降っている、それなのにこの川柳は芽がでたんだよなあ。 |
|
万葉集には、「柳」と「楊」の二通りに詠まれており、万葉人に親しまれていたことがわかります。 現在のなじみの深い歌には、天才バカボンの主題歌で「♪ヤナギの枝に猫がいる だからネコヤナギ・・・・♪」と歌われ、また柔道一代の二番で「♪・・・・春の夜風に吹かれるヤナギ・・・・♪」と歌われています。風雨にさかわらず生きるさまが人間の生きざまと重ねられています。 奈良公園の猿沢池にはシダレヤナギが植えられていますが、全国各地の公園や街路樹として植えられ、日常生活の場に色どりを添えています。やなぎの種類は120種以上といわれています。(街路樹) |
|
. | |
校内分布図:●は植物の生育場所。 |