やまぶき |
和名:山吹(やまぶき) |
学名:Kerria japonica DC.(バラ科) | |
万葉:やまぶき(山吹). | |
日本各地に分布し,山間の川ぞいにはえるが,庭にも植栽される落葉低木.高さ2m位で束生.花は晩春から初夏,花弁は5個で鮮やかな黄色. | |
シロヤマブキ | |
我(わ)が背子(せこ)が 宿の山吹(やまぶき) 咲きてあらば 止(や)まず通(かよ)はむ いや年のはに 大伴家持(おおとものやかもち) 『万葉集』巻二十4303 あなたの屋敷の山吹が咲いているなら、止むことなく通いましょう、ずっと毎年。 |
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ヤエヤマブキ 自生のヤマブキは、五弁の鮮やかな黄金色の花をつけます。山吹色といったら黄金色を指すようになりました。 「七重八重 花は咲けども山吹の 実の一つだになきぞ悲しき」という兼明親王の歌と太田道灌の逸話があまりにも有名になって、山吹には実がつかないと信じている人があります。八重咲きの山吹には実はつきませんが、野生の一重咲きの山吹には立派に実がつきます。 |
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校内分布図:●は植物の生育場所。 |