ゆずりは |
和名:譲葉(ゆずりは) |
学名:Daphniphyllum macropodum Miq.(トウダイグサ科) | |
万葉:ゆずるは(弓絃葉). | |
福島県以西から琉球にかけての山地に生え,また植栽される常緑高木.葉は厚く滑らかで枝先に集まる.花は初夏.雌雄異株でがくも花弁もない. | |
あど思(も)へか 阿自久麻山(あじくまやま)の ゆづるはの 含(ふふ)まる時に風吹かずかも 作者不詳 『万葉集』巻十四3572 どうしたんだ! 阿自久麻山(あじくまやま)のゆずりはの新葉が苞(ほう)に包まれているうちに、風が吹かないとは限らないだろう。彼女に声をかけて見ろよ。 |
|
「ユズリハ」は、新しい葉が出そろったところで古い葉がいっせいに落ちて、新旧入れかわります。しかも、その葉が落ちた根跡がはっきりと残ります。古い葉が新しい葉に場所を譲ったというところから、「ユズリハ」という名前がつきました。 また、世代交代をあらわすめでたい木ということで、新年の飾り物にします。 夏に、葉や樹皮を採取して乾燥し、駆虫用、リウマチに使用します。アルカロイドを含んでいるため、多量に用いてはいけません。(薬用、正月飾り) |
|
. | |
校内分布図:●は植物の生育場所。 Back |