わらび |
和名:蕨(わらび) |
学名:Pteridium aquilinum Kuhn (ウラボシ科) | |
万葉:わらび(蕨). | |
日本各地の日当たりのよい山野に普通にはえる多年草.葉は冬には枯れるが,地下茎が残る.葉はまばらに出て,1m以上にもなる. | |
萌えいづるワラビ | |
石走(いしばし)る 垂水(たるみ)の上(うえ)の さ蕨(わらび)の 萌(も)え出(い)づる春に なりにけるかも 志貴皇子(しきのみこ) 『万葉集』巻八1418 岩の上をほとばしり流れる滝のほとりのさわらびが芽を出す春になったんだなあ。うれしい気分だよ。 |
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まだシダになる前の蕾を摘んであくを抜き、おひたし、煮ものにして食べます。根茎をたたいて澱粉をとり、ワラビもちを作ります。6月以後のワラビは毒が含まれるので、採集しません。しかしこれは嘘で、自然保護のために語り継がれた生活の知恵だと思われます。(食用) |
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校内分布図:●は植物の生育場所。 |