福山附属の校章とオリーブ 福山附属の校章はオリーブです。オリーブの実と二枚の葉のシルエットが、正三角形の中央に向けて三方から配置されています。これは、初代校長の松原郁二先生がデザインされたものです。「自由と平和の尊重」の考え方がかたちとなったものです。
生徒の個性と自主性を尊重する福山附属の「自由」な校風は、創立以来一貫して受け継がれています。「平和」の尊重という考え方は、軍帽・軍服のイメージをぬぐい去った制帽・制服にあらわれていました。その制帽は、登山帽のようにまわりにつばのある丸い帽子でした。
「自由と平和の尊重」という考え方はオリーブのなかに見ることができます。オリーブは、古代ギリシアのデモクラシーを象徴したものです。そのオリーブは地中海性気候のなかで育ちますが、福山附属のある瀬戸内の海は、その地中海につながっているのです。あの制帽の色も、地中海ギリシアの紺碧の海にちなんだウルトラマリーンでした。ウルトラマリーンは、平和への願いと世界への広がりを希求するシンボルカラーなのです。これが、福山附属のスクールカラーです。
オリーブの樹は、このような意味を持って、福山附属のシンボルとして、校内に数多く植えられています。
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