■ 広島大学附属福山中・高等学校の中高一貫教育 ■

3 特色のある学習

 保健体育科   

当科では、1962年から6ケ年を一貫した学習内容の構成を継続的に検討し、それぞれの教材を系統的に学習できるように取り組んできた。しかし、技術指導が先行し、運動の楽しさが二義的になっていたり、生涯を通してスポーツ活動を楽しむという方向性が欠落しているとの反省もでてきた。そこで、1982年から生涯スポーツをめざして5・6年生に選択制授業を導入し、教材(内容)や指導法を工夫してきた。そのなかから生み出されてきたゆとりを、「教え合い⇔学び合い」学習に生かしながら自己教育力の育成をめざし、「やらされる体育」から「自らが行う体育」へと転換を図ってきた。そして、教師はその援助者になるようにし、6ケ年を、基礎、充実、発展の三段階に分け、それぞれの段階に応じた学習指導を実践している。

「基礎」では、この段階の学習経験が次の段階に生きるように、できるだけ多くの種目を経験させるようなカリキュラムを組んでいる。そして、教師の一斉指導やグループ単位での活動の中で自らの役割を積極的に果たすことなどを通し、基礎的体力の育成を図ったり、「学び方を学ぶ」学習活動を展開している。

「充実」では、できるだけ大単元化の方向でカリキュラムを編成している。そこでは、グループ・個人ノートを積極的に利用し、生徒自らが学習方法を創意・工夫したり、自己の学習の進み具合を確認しながら、自主的・主体的に楽しく運動を実践できる能力や態度を育成しようとしている。

「発展」では、それまでに学習した種目を教材とした領域内選択制授業を多く取り入れている。そこでは、生徒が自己の興味や関心のある種目を選択し、計画段階から生徒自身の手によって学習内容を創意・工夫できるようにしている。そして、その活動を通して、運動の持つ特性に触れる喜びを味わわせるとともに、より主体的に運動を実践することのできる能力や態度の育成、ひいては生涯にわたって運動に親しむ能力や態度の育成を図るような授業を展開している。

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