gline.gif (47 バイト)

logo_f.gif (7996 バイト)

2013年度

  公開教育研究会のご案内

    

 gline.gif (47 バイト)

研究会全体テーマ

  持続可能な社会の構築をめざした
 クリティカルシンキングの育成

 

gline.gif (47 バイト)

期日  2013年 11月29日(金)

gline.gif (47 バイト)

 

主な内容

◆午前:公開授業(中学校・高等学校)

 ・教科(研究開発での新教科「現代への視座」の取り組みも含みます)
  
国語,社会,数学,理科,保健体育,芸術(書道),英語

◆午後:

分科会(各教科・・・新教科「現代への視座」を含む)

全体会(シンポジウム)
                     
  テーマ:「持続可能な発展のために求められる能力とは」

 司会・進行
  広島大学大学院教育学研究科教授    前原 俊信 先生
 パネリスト
  文部科学省国際統括官付国際交渉分析官 
                              岩本 渉先生
  岡山理科大学理学部教授 
                              岡本 弥彦先生
  広島大学附属福山中・高等学校研究部長
                              平賀 博之 
       

◆日程:2013年11月29日(金)

受   付

  9:20 9:50

公開授業T(各教科および研究開発関連新教科など)

  9:5010:40

公開授業U(各教科および研究開発関連新教科など)

11:0011:50

昼食・休憩

11:5012:50

分科会(各教科・・・研究開発の取り組みを含む)

12:5014:20

全体会(シンポジウム)

14:4016:40

 

各教科の公開授業および分科会の内容

国語科

 私たちは日々の生活の中で,立ちどまって言葉を見つめることはしません。使いなれた言葉で会話し,その言葉をもとにして自分や世界について想像し,考えます。しかし,言葉が使いなれたものになると,自分も世界も固定化したものになってしまいます。
 私たち国語科は,生徒が言葉の世界を拡げること,そして,生徒が言葉の世界を見つめなおすことをめざして授業をしています。さらに,このような言葉の学びを通じて,自分や世界について立ちどまって見つめなおす,考えなおす生徒を育てたいと考えています。新たな自分や世界は,このような姿勢から生まれるものでしょう。持続可能な社会も,またこのような言葉の学びを通じて,想像され,考えられるものです。本研究会では,自分や世界について見つめなおし,創造する国語の授業を提案したいと思います。


社会科


 社会科(地歴・公民科)では「社会を読み解く力を育てる授業研究」というテーマで授業を展開します。今回の公開授業では,社会を読み解く力として不可欠なクリティカルシンキングを重視した授業を公開します。
 中学3年生では,歴史的分野において,「近代の日本の外交」をテーマに,近代の日本の外交の特徴と国際社会との関わりについて考察します。高校2年生では,地理Aにおいて,「持続可能な開発について考える」をテーマに,持続可能な社会の構築をめざしたさまざまな取り組みを考察します。
 また,棚橋健治先生(広島大学教育学研究科教授)をお招きして,「世界の子ども,日本の子どもは社会をどのように認識し,感じ,考えているか」というテーマでご講演いただきます。



数学科

 「教科「数学」におけるクリティカルシンキングを考える」をテーマに授業公開と研究発表を行います。中学2年生の授業では,「直角三角形の合同」において,三角形の合同条件ではない2辺とその間にない角について考察します。高校1年生の授業では,数学A「整数の性質」において,整数を用いることで強調されうる数学的な見方・考え方に焦点を当てた授業を提案します。また,研究発表では日々の授業などで扱ってきた問題や話題を紹介します。

 理 科


 理科では,昨年度に引き続き「持続可能な社会の構築をめざした理科授業」をテーマに,研究に取り組んでいます。特に今年度は,「教材のつながり」,「人のつながり」,「能力・態度のつながり」を意識した授業作りを行っています。公開授業ではその実践の一例として,中学3年生の「地球科学と資源・エネルギー(資源エネルギー分野)」での風力発電をテーマとする授業,高校1年生の「自然科学入門(粒子的スコープ)」での電池をテーマとする授業を公開します。分科会では,研究開発における理科の取り組みを紹介し,協議したいと思います。


保健体育科

 保健体育科では,クリティカルな視点を基盤に,論理的思考力・判断力・表現力を育てるよう授業を展開しています。生徒はその中で,多面的・複眼的な視点を持って運動の実践に取り組んだり,自己の生活のあり方を見つめなおすことのできる能力や態度の獲得をめざして学習に取り組んでいます。そのような活動を通して,自他の身体や心の変容に気づき,お互いを高め合う努力を積み重ねています。
 医薬品の規制緩和が行われていく中,生徒の医薬品の使い方には心配な様子があります。
中学3年生女子の保健の授業では,学習指導要領に取り上げられたことを踏まえ,医薬品の働きや正しい使用についての理解を深め,セルフメディケーションの実践につなげることをめざします。
 高校2年生女子の長距離走の授業では,他者との関わりをより意識できるようにグループ学習を取り入れ,練習メニューを工夫したり,走動作観察を通して技術的なアドバイスを行うことで,合理的に楽しく走ることをめざします。

芸術科(美術)

 古筆から大字仮名への展開です。「美しい文字」,「面白さの追求」,「インパクトのある表現」,生徒それぞれの資質に応じて,好きな古筆をもとに考えます。原寸大の臨書とは異なり,筆遣いを工夫しなければなりません。楷書から行書へ,そして大字仮名へと,文字に応じた線を“創って”行きます。日常生活の中でも,看板やラベルなどに使用できるなど,イメージを膨らませながら,オリジナルの“大字仮名”を探っていく試みです。
 分科会では芸術3科(音・美・書)のクリティカルシンキングの取り組みを発表します。


英語科

 中学3年生では,聞いたり読んだりしたことに基づき,自分の意見や考えを英語で相手に伝える力を養う授業を展開していきます。
 高校1年生のコミュニケーション英語Tでは,リテリングと速読を軸に授業を行なっています。公開授業では,リテリング活動から,関連するトピックについて考えや感想を互いに伝えあうコミュニケーション活動へと発展する授業を展開します。

 

新教科「現代への視座」
(各教科の中で扱います)

 文部科学省 研究開発学校の指定を受け平成21年度〜23年度研究してきました「クリティカルシンキングを育成する中等教育 教育課程の開発」は,昨年度最終年度を迎え無事終了しました。また,平成24年度〜26年度の延長指定をいただき,下記のテーマでESDの視点を取り入れた教育課程の研究開発に全教科で取り組んでいます。
 この教育課程では中学校,高等学校に新教科「現代への視座」を創設し,実践しております。研究会では,この「現代への視座」の取り組みも各教科の公開授業や,分科会の中で報告します。

平成24年度〜26年度 研究開発 研究課題(テーマ)

持続可能な社会の構築をめざしてクリティカルシンキングを育成する,新教科「現代への視座」を柱とした全ての教科で取り組む中等教育
教育課程の研究開発

 


■ 教科別研究主題

教 科

研 究 主 題

国 語

自分や世界について見つめなおし,創造する国語の授業

社 会

社会を読み解く力を育てる授業研究

数 学

教科「数学」におけるクリティカルシンキングを考える

理 科

持続可能な社会の構築をめざした理科授業
〜「つながり」を意識した授業づくり〜

 保健体育

多面的・総合的に考える力を育てる保健体育の授業の創造

芸 術
 (書道) 

「古典」を多面的に読み解き,作品に取り込む芸術の授業

   英 語


「伝える力」を高める英語授業の創造


■ 公開授業 



教 科
 


公  開  授  業


時限


学年・クラス


授 業 内 容


授業者


会 場

国 語

T

4・D    「世界の感じられ方」について考える 川中 裕美子 4C教室


U
 

2・B

   中学校国語科における絵画テキストを
   活用した古文学習

井上 泰 2B教室
社 会

T

・U

   持続可能な開発について考える

見島 泰司 社会科教室

U

・A

   近代の日本の外交

山名 敏弘 社会科教室
数 学 

T

2・A    直角三角形の合同 釜木 一行 2A教室
U

・B

   整数の性質の授業

岩知道 秀樹 4B教室
理 科

T

3・C

 「現代への視座」 地球科学と資源・エネルギー
   資源・エネルギー ―新エネルギーの利用―
 山下 雅文 物理教室

U

・A

 「現代への視座」 自然科学入門
 
  粒子的スコープ ―電池の利用―

 西山 和之 化学教室

保健体育

T
・AB
   薬について考える  高田 光代 保健教室

U

BC    グループで取り組む長距離走の授業  三宅 理子 グラウンド

芸 術
(書道)

U

   『古典・古筆』に学び、現在の「書表現」を考える

 江草 洋和 A3教室
英 語

T

   リテリングから広がるコミュニケーション授業  川野 泰崇 4E教室

U

・C    意見・考えを伝え合う授業の創造  林 典代
3C教室

※当校は中学校・高等学校6カ年一貫教育を実践しており,中学校を1〜3年,高等学校を
 
4〜6年と呼んでいます。公開研究授業の合評会は,分科会に含まれています。

※授業内容の欄の「現代への視座」と表記したものは,研究開発として設定した新教科として
 取り組んでいる授業です。


■ 分科会  



教 科
 


分 科 会

内  容

指導助言者

会 場

国 語 授業反省および研究協議

広島大学大学院教育学研究科教授
               竹村 信治
広島大学大学院教育学研究科教授
               山元 隆春
広島大学大学院教育学研究科准教授
               間瀬 茂夫

会議室

社 会


授業反省および研究協議
<講 演>
 世界の子ども、日本の子どもは社会をどのように
 認識し、感じ、考えているか
        広島大学大学院教育学研究科教授
                     棚橋 健治

広島大学大学院教育学研究科教授
               棚橋 健治

社会科教室

数 学


授業反省および研究協議
<研究発表>
  日々の数学の授業におけるクリティカルシンキング
              発表者   井上 優輝

広島大学大学院教育学研究科教授
              池畠 良
広島大学大学院教育学研究科准教授
              影山 和也
A3教室
理 科
授業反省および研究協議

広島大学大学院教育学研究科教授
              磯ア 哲夫
広島大学大学院教育学研究科教授
              蔦岡 孝則

生物教室

保健体育
授業反省および研究協議

広島大学大学院教育学研究科教授
              東川 安雄
川崎医療福祉大学医療福祉学部
                特任教授
              津島 ひろ江

保健教室

芸 術
(書道)

授業反省および研究協議
<研究発表>
芸術科(音・美・書)のクリティカルシンキングの取り組み
      発表者 光田 龍太郎・牧原 竜浩・江草 洋和
広島県立黒瀬高等学校教諭
(全日本高等学校書道教育研究会
  前 副理事長)
              黒川 英雄
美術教室

英 語

授業反省および研究協議 
<講演>
  英語教育の今日的課題(仮)
         広島大学大学院教育学研究科教授
                       松浦 伸和

広島大学大学院教育学研究科教授
              松浦 伸和
広島大学大学院教育学研究科准教授
              兼重 昇

教室

 

参加費 無料です。

資料代 2000円(資料を希望される方のみ) 
     資料の内訳(当校刊行の研究紀要・高大連携授業報告書・研究開発学校中間まとめ):予定
昼食のお弁当は800円で予約を受け付けております。

       ※代金は当日の受付でお支払いください。     



ホームページへ