Acid Rain Project Fukuyama
ネットワーク環境を利用した酸性雨調査プロジェクト
プロジェクトの概要
- 広島大学附属福山中・高等学校では、課題学習の1つとして環境調査をベースに
した環境教育の推進を、広島大学のバックアップのもとにスタートさせました。
調査項目の中に、雨水の酸性度(pH)の測定による環境調査がありますが、
この調査をネットワーク環境を利用して、全国規模のものにしてはどうかと考え、
このプロジェクトの提案を行いました。
校種は問いません。測定の制度はもちろん大切ですが、それよりも生徒の手で測定した結果を集積することによって、全国的または地域的な状況の把握が出来ることに、
教育的な価値を見い出したいと考えております。
- 1.測定項目
- 雨水の酸性度の測定
- 2.測定方法
- レインゴーランドで雨水を採取し、配付したpHメーターで酸性度の測定を行う。
雨水は、降り始めてから時間の経過にしたがって、1mm単位で採取し、酸性度の測定を行う。
- 3.データの送信
- インターネットを利用し、酸性雨調査ホームページにアクセスする。
入力画面を呼び出し、各学校のパスワードを入力したのち、画面の指示にしたがって、データの入力をおこなう。
データの入力は、測定後出来るだけすみやかに行う。
- 4.データの利用
- データはすべて公開されます。データを利用して各学校での環境教育が、特色をもってすすめられることを期待するとと
もに、研究の結果をホームページを通して紹介したいと、思います。
- 5.実施期間
- 1995年9月から1997年3月(予定)
- 6.今後の観測体制の拡大については、クロマトグラフを使った、雨水の分析や、
導電率計を使った導電率の測定などを考えています。