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■SPP:ナノの目で見る鉄の利用〜古代顔料から先端物質まで〜
岡山大学大学院自然科学研究科 高田 潤 先生 |
古くから「鉄」と関わりが深かった福山・岡山の土地・産業に注目し,化学物質と社会がどのように関わってきたのか,その一端に触れることを目的として,岡山大学大学院自然科学研究科の高田先生をお招きし,鉄を中心とした無機物質の利用と材料科学,そしてベンガラに纏わる科学と歴史,科学と社会との関係に関する講義を頂いた。
第1日目の講座では,古代ベンガラの復活を中心に,古来より用いられてきた鉄化合物の有用性,および材料科学的視点からみた鉄化合物が持つ有用性についての講義を頂いた。この講義を通じて金属化合物の性質やその利用に関する生徒たちの興味・関心を高めることができたように思う。
午後からは当校実験室で,共沈法と電気炉による焼結過程を経て,実際に古代(吹屋)ベンガラの再現合成する実験を行い,第2日目に岡山大学で評価する試料を得た。
第2日目の講座では,岡山大学大学院自然科学研究科の実験室,及び分析機器(X線解析装置,走査型電子顕微鏡,透過型電子顕微鏡)をお借りして,第1日目に合成・焼結した再現ベンガラの構造や性質を評価する活動を行った。また,再現ベンガラを用いて絵皿の絵付け体験を行い,自分たちが合成したベンガラが,実際の磁器となった時にどのように発色するかを確認した。
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日程:2013年 7月29日・8月5日
場所:広島大学附属福山中・高等学校
岡山大学大学院自然科学研究科無機材料学研究室 ほか
参加者:4〜5年生徒(希望者) 26名
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■SPP:雪と氷の世界の不思議を解き明かそう! |
福山市立大学教育学部 平松 和彦 先生 |
この講座は,水という最も身近な物質の三態変化に注目し,大気や海洋,大地を巡る水の循環の中で,雨や雪が降るしくみや,雪や氷が大地を刻む姿などを例に,「地球環境科学の方法を学ぶ」ことをねらいとした。
第1日は,様々な雪と氷に関する実験をおこないながら,雪と氷の世界を学習していった。特に,ダイヤモンドダストを簡易な実験装置で実際に発生させながら,それが上空の雲の中でいろいろな形の雪結晶へと育っていくという雪のでき方のしくみを学んだ。
第2日は,広島県庄原市高野町を訪問し,実際の降雪を観察対象として,実験や実習,氷室の訪問を行った。
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日程:(第1日)12月8日 実施時間:5時間 受講者数:24名
実施場所:広島大学附属福山中・高等学校
指導者:福山市立大学 平松和彦准教授 TA(福山市立大学学生 4名)
日程:(第2日)12月25日 実施時間:7時間 受講者数:22名
実施場所:広島県庄原市 道の駅たかの,庄原市立高野小学校ほか
指導者:福山市立大学 平松和彦准教授
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広島大学附属福山中・高等学校
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