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2000年度公開教育研究会

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研究会全体テーマ

自ら学び自ら考える力を育む教育課程の創造(二年次)

    − 教科学習と総合的な学習、学びの拡がりとつながりを求めて −

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期日  2000年9月29日(金)

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主な内容

◆午前:公開授業(中学校・高等学校)

 ・教科学習(国語・社会・数学・理科・保健体育・家庭・美術・書道・英語)

 ・総合的な学習(中学校)

◆午後:分科会

 ・各教科および総合的な学習

講 演

講師 無藤 隆(お茶の水女子大学生活科学部教授)

◆日程:2000年9月29日(金)

受   付   9:30〜10:00
公開授業T 10:00〜10:50
公開授業U 11:10〜12:00
昼食・休憩・ 12:00〜13:00
分科会(各教科および総合学習) 13:00〜14:10
講演会 14:30〜16:00

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参加申し込み

1.申込期間 9月22日(金)まで。
当日の申込みも受け付けますが、印刷物等の準備の都合上、できるだけ前もってお申込み下さい。
2.申し込み

 

 

電子メールでの申込みを受け付けています。

○資料請求は、メールアドレスfkenkyu@fukuyama.hiroshima-u.ac.jpにお願いします。

○通常の申し込み方法については下記まで資料を請求して下さい。

〒721-8551 広島県福山市春日町5丁目14番1号
広島大学附属福山中・高等学校 研究部 TEL 0849-41-8424
 FAX0849-41-8356

○参加費(資料代)2000円

 ※昼食弁当(800円)を希望される方は事前に申し込みをしてください。

・・・・魅力いっぱいの研究会です。是非お越しください。・・・・


公開授業一覧

教科等


部会別研究主題

公  開  授  業
時限 学年
クラス
授 業 内 容 授業者 会 場

国 語

生徒が主体的に考える国語教室
5・C 「枕草子」 −「大鏡」と読みくらべる− 金子直樹 5C教室
1・C 短歌を作る −日常生活を振り返り表現する− 金尾茂樹 1C教室

社 会

自ら学ぶ力を育てる授業
1・A 多民族から成り立つアメリカ合衆国 土肥大次郎 社会科教室
6・選択 明治国家の成立 広澤和雄 社会科教室

数 学
身近なことがらや操作活動をとおして,生徒が意欲的に学ぶ授業
−総合的な学習を視野に入れて−
1・C 身近なものを題材にして「関数」を考える 後藤俊秀 1C教室
4・C フォイエルバッハの円(図形の性質の美しさにふれて) 入川義克 4C教室

理 科
自ら学ぶ力を育てる理科の授業(2) 5・選択 化学反応にともなう反応熱 山田雅明 化学教室

※総合的な学習「環境学習」の授業を参観してください


保 健
体 育
「生きる力」の育成を目指して
−新学習指導要領への保健体育からの発信−
4・BC男子 「自ら学ぶ力を育てるバスケットボールの授業」
−戦術学習の中で一人ひとりが課題解決をめざして−
岡本昌規 体育館
1・AB男子 「総合的な学習への保健からのアプローチ」
−「砂糖」について考える−
三宅幸信 保健教室
家 庭 高齢者との交流から自らの生き方を主体的に学ぶ 4・D 高齢者との交流を通してこれからの生き方を探る 高橋美与子 被服教室
美 術 自ら創造する力を育む造形活動 4・AB選択 不思議な立体を創る
−コンピュータを活用した3Dモデリング−
高地秀明 コンピュータ教室
書 道 自ら考える力を育む創作活動 4・AB選択 漢字仮名交じりの書 江草洋和 4A教室

英 語
実践的コミュニケーション能力の育成をめざして 4・E SUNSHINE English Course 1 Lesson 7
“Don't Call Me Thomas”
山田佳代子 4E教室
3・B SUNSHINE Program 7 The Home Planet 多賀徹哉 3B教室

総合的
な学習


自ら学び自ら考える力を育む総合的な学習のカリキュラム開発


1・B 「学び方を学ぶ」コンピュータネットワークを活
用した探究活動
山下雅文 コンピュータ教室
3・選択 「卒業論文をつくろう」−主体的理解と分析を通
じた研究発表−
大江和彦 3C教室

2・選択 「環境学習」身のまわりの環境を測る 平賀博之 物理教室
2・選択 円以外の車輪の形を考える 村上和男 2C教室

※当校は中学校・高等学校6カ年一貫教育を実践しており,中学校を1〜3年,高等学校を4〜6年と呼んでいます。
※公開研究授業の合評会は,分科会に含まれています。

分科会一覧

 

教科等
分 科 会
内  容 指導助言者 会 場

国 語
<研究協議>
生徒が主体的に考える授業の創造
広島大学教授   吉田裕久
広島大学助教授 山元隆春
1C教室

社 会
<研究協議>
自ら学ぶ力を育てる授業

広島大学助教授 棚橋健治

社会科教室

数 学
<研究発表>知識の使い方を学ぶ
−カードを用いて,図形の証明に親しむ−
発表者 清水浩士
広島大学教授  今岡光範
広島大学助教授 小山正孝

6E教室

理 科
<研究発表>総合理科における取り組みの成果と新しい学力観に立った授業のあり方について
発表者 呉屋 博
広島大学教授   落合 洋
広島大学教授   池田秀雄

生物教室

保 健
体 育
<研究協議>
新学習指導要領への保健体育からの発信

広島大学教授    江刺幸政
広島県教育委員会 本広淳範

保健教室
家 庭 <研究発表>総合的な学習に向けて −体験的・実践的学習
を担う教科の立場から−    発表者 小林京子
広島大学教授   福田公子
広島大学助教授 平田道憲
被服教室
美 術 <研究発表>新学習指導要領に対応した表現活動「映像メディア表現」のあり方           発表者 高地秀明 広島大学助教授 三根和浪 コンピュータ
教室
書 道 <研究協議>
・生徒が自ら考える授業のあり方
・表具について
全高書研顧問   三谷 明
東洋額装      小林 景
4A教室

英 語
<実践報告>
当校におけるオーラルコミュニケーションBの授業について
発表者 多賀徹哉

広島大学教授   三浦省五
広島大学助教授 松浦伸和

5B教室


総合的
な学習
<研究発表>
中学校・高等学校の連携を考慮した「総合的な学習」のカリキュラム開発               発表者 平賀博之
<研究協議>
「総合的な学習」のあり方

お茶の水女子大学教授
            無藤 隆

広島大学教授   角屋重樹

平安閣
(特設会場)

  ※公開研究授業の合評会は,分科会に含まれています。

各教科の公開授業および分科会(研究発表など)の内容

国語科

「生徒が主体的に考える国語教室」をテーマとして,楽しい授業をめざしています。
 中学校1年生の授業では,表現の単元として短歌を扱い,生徒が自分たちの日常生活を振り返り,心に残ったことをもとに,自らの言葉で短歌を作り,互いに読み合います。
 高等学校2年生の古典の授業では,「枕草子」の日記的章段を扱い,1学期に学習した「大鏡」との登場人物の比較を通して,生徒自らが,作者の意識・創作意図に迫ります。

社会科

 昨年に引き続き「自ら学ぶ力を育てる授業」を探求します。その実践の試みとして中学校では地理情報や地図の活用を通して地理的見方・考え方の基礎を培う授業として「多民族から成り立つアメリカ合衆国」を,高等学校では「明治国家の成立」をとりあげ,歴史資料を分析・解釈することを通して日本の近代化の推進を国際的視野に立って探求させ,歴史的思考力を育成する授業構成のあり方について提案します。

数学科

 日常の身のまわりにも多くの数学が隠れています。中学校1年の授業では,このような身近なところにある題材から関数の授業を展開します。高校1年の授業は,コンピュータの操作を通して図形の美しさを感じ取り,証明へと発展させていきます。カードを用いてゲーム感覚で中学校2年の図形の証明に取り組む生徒の活動についての研究発表もあります。総合的な学習も視野に入れた研究会にしたいと思います。

理 科

新しい学力観に立った理科の授業の在り方を探求しています。公開授業T(高校化学TB)は「化学反応に伴う反応熱」で,探求活動を中心とした授業における「自ら学ぶ力を育てる理科の授業」の実践例です。公開授業Uは「総合的な学習」分科会の公開授業(中学2年選択理科)と兼ねて行い,環境学習を題材にした実践例です。研究報告では高校1年総合理科での取り組みの報告と新しい学力観に立った授業の在り方についての一考察を述べます。

保健体育科

「保健」・「体育」は,個人がもてる知識・体力をはじめとする様々な力を統合し,「知恵」として総合的・有機的に機能する形に昇華して発揮してこそ十分な成果をあげることができる教科です。それは,本質的に,総合的な学習の性格を備えている教科だと言いかえてもよいでしょう。
体育では,一人ひとりの課題を解決しながら個人の戦術やチームの戦術を自分たちで組み立てて,バスケットボールのゲームパフォーマンスをいかに高めることができるようになるか。また,保健では,砂糖がもつ問題を,生活の中から生徒自身が実感として導きだし,生きることにどのように結び付けられるようになるか,ということにそれぞれ焦点を当て,生徒の内面的な動きを大切にしながら,教科のもてる本来の力を活性化し,「生きる力の育成」をめざした授業を展開してみたいと思います。

家庭科

 現今の生徒たちの様子を見ていると,自分たちの生活に追われがちで,異世代の人たちと直接対面交流をするチャンスを全くと言っていいほど亡くしているように思われます。そんな中で,本校では高1の夏休みに高齢者と対話(聞き取り調査)をしたり,高2の保育の授業で保育所を訪問したりと,異世代の人たちとの交流が少しでもできるようにと取り組んでいます。こういった体験を通して生徒たちは,実に多くのことを主体的に感じ学び取っていきます。
今回の研究会の授業では,高校生と高齢者の交流を通して互いの理解を深め,これからの高齢社会を共に生き支え合う者としての彼らの意識の高揚と,さらに自己の生き方を主体的に考えていく材料の提供を目指したいと考えています。

美術科

 公開授業では,コンピュータと3Dモデリングソフトウェアーを活用して,「不思議な立体を創る」というテーマで表現活動をおこないます。
コンピュータのディスプレイに広がる3次元空間にモデリングをおこない,その立体に,色や質感(金属・石・木といった属性)を与えます。自由な発想で多彩な試行錯誤を繰り返すことにより,豊かな造形能力の伸長をめざします。
 分科会では,新学習指導要領の「映像メディア表現」(主にコンピュータ活用)に対応した授業研究の実践報告をおこないます。

書道科

 活字の氾濫ということが言われ出してかなりの時間が経ちました。その中,毛筆の書は“筆文字”という,書体(明朝体とかゴシック体というような)の一ジャンルのようなとらえられ方もしています。それでは実際,日常生活の中で,われわれが目にしうる文字とはどういうものなのでしょうか。何気なく眺めている文字(新聞の広告,雑誌,本のタイトル等)を,少し意識的に見てみようと思います。その中で現在における“筆文字”の可能性を生徒と一緒に考えていきます。

英語科

 「実践的コミュニケーション能力の育成をめざして」を教科テーマに,中学校3年と高校1年の公開授業およびオーラルコミュニケーションB(高校1年)の授業実践報告を行います。
 中学校3年では,本文の内容から発展させて「コミュニケーション」活動まで学習を進めることを目標に授業をします。高校1年では,リーディングを中心に,リスニング,ライティング,スピーキングを関連づけた活動を行うことによって自分の考えを英語で表現できるということを目標に授業を行います。

総合的な学習

◇中学校1年生「学び方を学ぶ」

 この授業では表現や探究のためのツールとしてのコンピュータの活用方法を学んでいます。現在は、興味・関心を持ったテーマについての個別の探究活動を始めており、本やWWWなどで『調べ学習』を行っています。
 公開授業では、現段階での中間発表を行い、意見交換やネットワークを活用した相互評価を通して、互いに調べる課題や内容をより深く具体的なものにする活動を展開します。

◇中学校2年生「環境学習」

 環境問題をテーマに探究活動に取り組みます。身の回りの環境を生徒が様々な工夫を凝らした方法で測定し,その結果を基に新たな疑問を感じ,課題を発見し,解決する学習の一場面をご覧ください。

◇中学校2年生「円以外の車輪の形を考える」

 円形の車輪はなめらかにころがります。これは円にどのような特徴があるのでしょうか。円以外にそのような特徴をもつ図形はないのでしょうか。
 生徒は,様々な実験をとおして,これらのことを追究していきます。

◇中学校3年生「卒業論文をつくろう」

 生徒自身の興味・関心に基づいて研究テーマを設定し,研究の目的・方法に重点を置いて卒業論文の作成をすすめてきました。社会事象の主体的理解と分析を通じ,個人やグループの意見として論文を作成するという過程を,中学校3年生の発達段階に応じて実践させます。個性あふれる論文研究の発表の時間になる予定です。

◇分科会

 現在,当校が取り組んでいる中学校・高等学校の6カ年を見通した総合的な学習のカリキュラム開発について,研究の成果(中間まとめ)を発表します。また,総合的な学習のあり方について研究協議をおこないます


◆お問い合わせ先

広島大学附属福山中・高等学校 研究部

〒721-8551 広島県福山市春日町5丁目14番1号
E-mail  fkenkyu@fukuyama.hiroshima-u.ac.jp
TEL 0849-41-8424  FAX0849-41-8356


◆過去の研究会の内容がご覧いただけます。

1995年度の教育研究会の内容

1996年度の教育研究会の内容

1997年度の教育研究会の内容

1998年度の教育研究会の内容

1999年度の教育研究会の内容


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