広島大学附属福山中・高等学校 Page1/2
100校プロジェクト 平成8年度実施状況 【1/2】
○ネットワーク利用状況
◇ 環境教育での利用
1 共同利用企画 酸性雨調査プロジェクト
昨年度に引き続き,酸性雨調査プロジェクトを共同利用企画として提案し,推進した。
[平成8年度のプロジェクト推進の経過]
平成8年 4月 ・広島大学総合科学部中根周歩教授の指導のもとに、平成8年度のプロジェクト
の基本構想を決定。
平成8年 8月 ・参加校の追募集を呼びかける。
平成8年 9月 ・イオンクロマトグラフィーによる化学分析のための試料を9〜10月の2ヶ月
間採取。
平成8年11月〜・広島大学総合科学部中根周歩教授の研究室で,雨水の化学分析を実施。
平成8年12月 ・導電率計と新規参加校への機器の配付。(新規観測項目の追加)
平成9年 2月 ・英語版のホームページを公開。
・化学分析の結果を酸性雨調査プロジェクトホームページで公開。
・本年度のまとめと、次年度以降の実施計画の立案。
[当校での取り組み]
中学校2年生の課題学習「理科」の授業を選択した36名の生徒が、観測を行った。平成8年6月
には,観測の成果を生徒がまとめ,広島県の「環境の日県民大会」で「STOP THE 酸性雨」
と題して発表を行った。
2 GLOBEプログラム
今年度は,文部省から指定された「環境のための地球観測プログラム」モデル事業の第2年次にあ
たり,観測データをアメリカにあるGLOBEデータサーバーに報告するだけでなく,日本独自のプ
ログラムに参加したり,参加校同士のネットワークを利用した交流を行った。
3 共同利用企画 一本の樹「サクラの開花前線」
校内にある1本のサクラの開花の様子を,毎日デジタルカメラで撮影し,その様子をホームページ
で公開した。また,他の参加校のサクラの開花のようすと比較して,日本の自然の広がりを感じるこ
とができた。
◇ ホームページによる情報発信の充実
1 各教科のページ
当校の情報を発信し,多方面から反響のメールを頂いた。特に各教科のページ(国語・理科・美術
・保健体育・家庭・英語)の充実に努め,教育研究や授業の実践についての情報を発信し,その成果
を公開している。今世紀最大の彗星と評判だった百武彗星の画像を即日公開するなど,速報性や専門
性を活かしたページ作りを行った。
特に美術科では,春の校内風景を写生した水彩画(中学1・2年)・ペイントツールを活用した色
彩構成の試み(高校1年)・透視図法の活用(中学3年・高校1年)・モナリザによるバリエーショ
ン(高校1年)・鉛筆による構想表現(高校1・2年)・3Dコンピュータグラフィックス(高校1
年)・クラブ活動の作品など,生徒の作品を公開し,感想や励ましのメールを多数いただいて教育に
利用した。
2 卒業生のページ
卒業生のページでは,卒業生同士の交流の場として,寄せられたメッセージを公開している。海外
に在住する卒業生からもメッセージが届き,好評を博している。
ホームページへ // 次ページへ