中国新聞1995.8.30夕刊より抜粋
「環境調査・世界の子どもたち連携、気温や雨量をインターネット発信」
世界中の子どもたちがコンピュータネットワークを使って環境調査するアメ
リカの「GLOBE計画」に日本も参加することが30日、日米両国政府間
で正式決定した。この計画には文部省と環境庁が参加。文部省は広島大学附
属福山中学校など全国21のモデル校を指定、環境庁も地域の小中学生がつ
くる「こどもエコクラブ」の計画への参加を約10地域で支援する。
同計画はゴア米副大統領が昨年のアースデー(地球の日)に提唱した。子ども
が世界各地で環境観測をおこない、米航空宇宙局(NASA)のデータ処理セ
ンターに送る。送られたデータは研究者が利用する一方で、コンピュータ画
面で世界の気象状況などを引き出せるようにしたり、地球環境問題が分かり
やすいように編集した教材をつくったりして参加した子どもたちの学習に役
立てる。既に日本以外に韓国、ロシア、エジプトなど25の国が参加を決め
ている。
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