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2011年度

  公開教育研究会のご案内

    

 国内,海外からの多くの方々にご参加をいただき無事終了しました。

多数のご参加ありがとうございました。

公開授業の指導案(略案)を掲載しております。

 

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研究会全体テーマ

  思考力・判断力・表現力を育む教育課程の創造  

  −クリティカルシンキングを柱とした「生きる力」の育成−

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期日  2011年 11月18日(金)

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主な内容

◆午前:公開授業(中学校・高等学校)

 ・教科(研究開発での新教科「現代への視座」,
   「総合的な学習の時間」の取り組みも含みます)
  
国語,社会,数学,理科,保健体育,芸術(音楽),英語

◆午後:

分科会(各教科・・・新教科「現代への視座」,「総合的な学習の時間」を含む)

全体講演会
                      演題    近未来の教師に望むもの
                      講師    コ永 保 氏
                (国立教育政策研究所 所長)
    

◆日程:2011年11月18日(金)

受   付

  9:209:50

公開授業T(各教科および研究開発関連新教科など)

  9:5010:40

公開授業U(各教科および研究開発関連新教科など)

11:0011:50

昼食・休憩

11:5012:50

分科会(各教科・・・研究開発の取り組みを含む)

12:5014:30

全体講演会

14:5016:20

 

各教科の公開授業および分科会の内容

国語科

 私たちが認識している世界は、一人一人の「ものの見方」によって規定されています。その「ものの見方」が、他者の「ものの見方」を獲得しただけのものであっては、私たちの世界はいつまで経っても借り物のままです。いったん獲得した「ものの見方」を自ら問い直すことを通して、私たちは新しい世界への視野を広げて、本当に自分のものにしてゆきます。その自らを問い直すという過程は、「ことばの学習」によって具体化されるものです。
 国語科では、これまでも中・高の校種や、現代文・古典などの領域を超えて、教材(テキスト)の表面に現れている主題・主張を追うだけでなく、生徒の「ものの見方」そのものを広げる「ことばの学習」をめざしてきました。今年も生徒たちの「ものの見方」に迫ってゆきます。
 生徒たちが「ものの見方」を問い直し、自分と世界とを新たにつなげてゆく、クリティカルシンキングをとりいれた授業を提案したいと思います。

 

社会科

 社会科(地歴・公民科)では「社会を読み解く力を育てる授業研究」というテーマで授業を展開します。今回の公開授業では、社会を読み解く力として不可欠なクリティカルシンキングを重視した授業を公開します。

 
  中学校1年生では、歴史的分野において、「ヨーロッパ社会の変革」をテーマに近代社会のあり方を学習します。高等学校2年生では、現代社会において、「少子高齢化社会」をテーマに、背景を理解した上で、多角的に社会事象を分析し、社会問題を批判的に読み解く力を育成します。               
  また、小原友行先生(広島大学大学院教育学研究科教授)をお招きして、「思考力・判断力・表現力を育む社会系教科の授業デザイン」というテーマでご講演いただきます。
 

数学科

 数学科では、「数学科におけるクリティカルシンキング」をテーマに、授業と研究発表をセットで行います。
  中学校2年生では、条件過多の状態からそれらの条件を緩和しながら図形を決定していく授業を、高校1年生では、三角比を題材に、手法を重視する授業を行います。
  研究発表では、これまでの3年間における研究開発の経過、及び、実際の授業の中でどのようにクリティカルシンキングがなされているのかをご報告します。

 

 理 科

 理科では、クリティカルシンキングを取り入れた「ものの見方・考え方」を扱う授業を公開します。中学校1年生の理科2分野では、植物のはたらきを考えるうえで重要な概念である光合成について、実験の結果などをもとに考察していきます。高等学校1年生の現代への視座「自然科学入門」では、斜面上に置かれた物体にはたらく重力の斜面方向の分力の測定を行い、力の分解に関する物理的な概念とその表現の仕方について考察を行います。分科会では、科学的な思考力をどのような方法で育もうとしているのか、新学習指導要領を視野に入れながら、当校の理科が積み重ねてきた実践に基づいた提言を行い、参加者のみなさんと意見交換を行いたいと考えています。

保健体育科

 保健体育科では、クリティカルシンキングの育成を考えながら、保健・体育の科目・分野に取り組んできました。理科・家庭科と共に取り組んでいる新教科「現代への視座」においては、中学校2年生を対象とした「環境」という科目を設け、身体の内部環境について学習内容を広く深めていくことを実践してきました。
 今回の「環境」の授業では、日常生活で実践できる力を高めるためのあり方を提言します。また、砲丸投げの授業では、バイオメカニクスの視点から砲丸投げの投動作を考え、体幹の使い方を工夫し、より遠くへ砲丸を飛ばすことをめざして授業を展開していきます。

 

芸術科(音楽)

 普段見過ごしたり、あたり前のことと感じているさまざま音楽表現をもう一度深く見つめ直し、そこから創造的な音楽表現につなげていきます。音楽科ではその過程をクリティカルシンキングと捉えています。例えば、発声に関してはそのメカニズムを科学的に探求し、人間の声の可能性を探ります。そして、普段おこなっている歌い方から一歩進み、世界のさまざまな発声や歌声に触れたり体験したりすることによって新しい音楽表現の足がかりとしたいと考えます。
 分科会では芸術3科(音・美・書)の総合的な学習の時間の取り組みを発表します。

英語科

 中学校2年生では、身近な話題についての対話を広げ深めながら自己表現力を養う授業を目指します。高等学校1年生では、テキストの解釈について意見を交換し、書き手の「メッセージ」についての理解を深める授業を目指します。また、研究発表では、新教科「現代への視座」における、英語を通じたクリティカルシンキング育成の取り組みについて、3年間の成果を報告します。 

 

新教科「現代への視座」
(各教科の中で扱います)

 文部科学省 研究開発学校の指定を受け,下記のテーマで全校で教育課程の研究開発に取り組んでいます。その中で,新教科「現代への視座」を設定し,実践しております。研究会では,この「現代への視座」の取り組みも各教科の公開授業や,分科会の中で報告します。

研究開発 研究課題(テーマ)

クリティカルシンキングを育成する中等教育 教育課程の開発

研究開発の詳細はこちら 

 


■ 教科別研究主題

教 科

研 究 主 題

国 語

学習者の世界を拡げる「ことば」の学び

社 会

社会を読み解く力を育てる授業研究

数 学

数学的な思考・判断・表現ができる
生徒を育てる数学授業の実践

理 科

クリティカルな視点を取り入れた理科授業

 保健体育

活きてはたらく力を育む保健体育の授業の創造

芸 術
 (音楽) 


芸術の新しい表現をめざす総合的な学習の実践

   英 語


思考力・判断力・表現力を育む英語授業の創造


■ 公開授業 



教 科
 


公  開  授  業


時限


学年・クラス


授 業 内 容


授業者


会 場



国 語

(指導案)


T

 
3・A


   
「自分」「他者」を考える


 金尾 茂樹

3A教室


U
 


5・D

 
   古典における「人物評」 


 川中裕美子

5D教室



社 会

(指導案)


T

 
・B


   ヨーロッパ社会の変革


鵜木  毅

社会科教室


U


5・A

 
   少子高齢化社会
   ―現代の若者をとりまく環境から少子化を考える―


 下前 弘司

社会科教室



数 学

(指導案)
 


T

 
2・A


   図形の決定における条件の緩和について


 後藤 俊秀

2A教室


U


4・C


   
図形と計量の授業


 岩知道秀樹

4C教室



理 科

(指導案)


T

 


「現代への視座」 自然科学入門
 

  力の分解と分力の表現

 小茂田聖士

物理教室


U


・B


   

クリティカルな視点で考える光合成 

 田中 伸也

生物教室


保健体育

(指導案)
 


T


・AB


   
めざせ8m!投動作を科学する砲丸投げ


 高田 光代

グランド


U
 


   
「現代への視座」 環境
   新教科「現代への視座」から「実践力を育む
   保健学習」への可能性を求めて


 三宅 幸信

保健教室

芸 術
(音楽)
(指導案)


U



「総合的な学習の時間」
   
音楽の新しい表現(さまざまな発声と歌声)


 光田龍太郎

音楽演奏室


  英 語

(指導案)


T



   読解活動を通じた自己表現力の育成

 千菊 基司

4D教室


U



   ダイアログ活動を通じた自己表現の育成

 川野 泰崇

2B教室

※当校は中学校・高等学校6カ年一貫教育を実践しており,中学校を1〜3年,高等学校を
 
4〜6年と呼んでいます。公開研究授業の合評会は,分科会に含まれています。

※授業内容の欄の「現代への視座」と表記したものは,研究開発として設定した新教科として
 取り組んでいる授業です。


■ 分科会  



教 科
 


分 科 会


内  容


指導助言者


会 場



国 語
 



授業反省および研究協議


広島大学大学院教育学研究科教授
           竹村 信治

広島大学大学院教育学研究科教授
           山元 隆春



会議室



社 会


授業反省および研究協議
<
講 演> 思考力・判断力・表現力を育む社会系教科の授業デザイン
          広島大学大学院教育学研究科教授 
                      小原  友行



広島大学大学院教育学研究科教授 
           小原  友行

  

社会科教室



数 学


授業反省および研究協議
<
研究発表
  数学科におけるクリティカルシンキングの実際

       発表者 服部裕一郎 


広島大学大学院教育学研究科教授
           今岡 光範

広島大学大学院教育学研究科准教授
           入川 義克

 

A3教室



理 科



授業反省および研究協議


広島大学大学院教育学研究科教授
           前原 俊信

広島大学大学院教育学研究科教授
           鳥越 兼治

 

生物教室



保健体育

 

授業反省および研究協議


広島大学大学院教育学研究科教授
           東川 安雄

広島大学大学院教育学研究科准教授
           岩田昌太郎

 

保健教室


芸 術

(書道)

授業反省および研究協議
<
研究発表> (音・美・書)の総合的な学習の取り組み
       発表者 光田龍太郎・牧原竜浩・江草洋和



広島大学大学院教育学研究科教授
           三村 真弓             



音楽演奏室



英 語



授業反省および研究協議 
<研究発表>英語科におけるクリティカルシンキング
       発表者 山岡 大基


広島大学大学院教育学研究科教授
           松浦 伸和

広島大学大学院教育学研究科准教授
           樫葉 みつ子

 

教室

 

参加費 無料です。

資料代 2000円(資料を希望される方のみ) 
     資料の内訳(当校刊行の研究紀要・高大連携授業報告書・研究開発学校中間まとめ)
昼食のお弁当は800円で予約を受け付けております。

       ※代金は当日の受付でお支払いください。     


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