福山附属植物物語 |
学校の樹木に親しむ 福山附属の敷地面積は約6.1km2あり、敷地北側にはクヌギとアラカシが混在する林が発達しています。また、校内には卒業記念に植樹された樹木をふくめて、約230種の樹木が植えられており、緑がいっぱいの学校です。春のハクモクレンやソメイヨシノにはじまり、夏はアジサイ、秋にはハギ、そして冬にはマンサクと、四季折々に百花繚乱咲き乱れています。この恵まれた環境は、ともすれば日々生活する私たちにとっては、あまりにも日常的でありすぎるのかもしれません。しかし、新しく入学する中学1年生にとっては、このような緑豊かな環境は、新鮮で生き生きとした世界に映ります。 そこで、身近な自然に親しむ機会の一つとして、校内に「自分の木」を各自選び、1年間の継続観察を行っています。これは、野外学習の一つとして位置付けており、「春夏秋冬」と名付けています。生徒各自が自分なりの視点をもって、樹木とそのまわりの環境の変化を観察することは、自然とかかわりながら自然の変化を直接体験できる生きた教材となります。そして、そのことを通して、自然現象の中に疑問を見い出し、自ら解決していく姿勢が育まれてくると考えています。 |
観察の実際 観察内容 :校内の同じ場所の同じ木を中心にして、四季の移り変わりにともなう生物と自然の変化について、見たり感じたりしたことをスケッチしたり、文章で表現したりする。
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生徒の観察した樹木
観察した樹木41種 ベスト5 1.ハナミズキ (13人) アメリカヤマボウシとも呼ばれ、白い総苞片が美しい。 |
「自然のすばらしさ」の発見
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観察した万葉植物18種 ベスト5
1.ハナミズキ(13人)アメリカヤマボウシとも呼ばれ、白い総苞片が美しい。 |
観察後の感想 ・季節によって全く違った植物の姿が見られたり、また自分が予想した様子とは違った植物の変化が見られた。 |
ユズリハの観察
中間発表会(7月)
校内の植物園
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