海外交流・実地調査について

 当校のSGHの取組で生徒を海外へ派遣する目的は,2つあります。
 1つは,課題研究の実地調査としての目的です。課題研究で生徒が「解決を目指して取り組む」ためには,まずテーマとなる事項を生徒が調べ,まとめ,その知識をもとに判断し,「疑問」を抱くことが必要になります。 生徒には,調査活動の中から新たに発見した「疑問」にどのように取り組み,どのような方法を用いて探究を深化させていくかという過程を意識させ,課題を解決させるのが当校の方針です。こうした段階を経て,海外での実地調査が課題解決や新たな問題発見の場となるように計画しています。
 2つ目の目的は,異文化の体験と議論に基づく文化を越えた合意形成の体験です。「合意形成」能力の育成に有効であると考える題材や教育方法としては,「国を超えた課題」や「世界共通の課題」に対する議論を行い,様々なアイデアを出し合いながら,最終的な合意をめざす活動を行うことが考えられます。異文化間での「協力」や「つながり」を取り入れることによる,生徒の変容を期待しています。

平成27年度 オーストラリア研修・実地調査

 平成27年度は,5年生を対象に,海外交流校のサンタサビーナカレッジとの交流を実施し,異文化間での合意形成を体験し,また,課題意識を持ってオーストラリアと日本のつながりを実地調査し,未来に向けた提言を行うことを目的に,オーストラリア研修・実地調査を行いました。詳細はこちら

平成27年度 タイ研修・実地調査

 平成27年度の4年体験グローカルのプログラムでは,備後から世界へのつながりを確かめるため,「技」「特許」「環境」「食」の4つのテーマで学習を進めてきました。
 タイ研修・実地調査は,備後発「技」で取り上げた,ホーコス株式会社のホーコス・タイランドを訪問して,備後から世界へのつながりを体感することを第1の目的とします。また,課題意識を持ってタイと日本のつながりを実地調査し,未来に向けた提言を行っていきます。
 平成27年度の4年タイ研修・実地調査は,2016年1月4日~7日の日程で実施しました。詳細はこちら

平成28年度 上海研修・実地調査

 平成28年度は,海外の交流校との協働などを通して,合意形成や協調的解決の実践の場をつくり出すことを目的に,上海での研修・実地調査を実施することになりました。
 2016年6月30日~7月3日の日程で,協働学習を進めている上海大同中学校での研修を中心とするプログラムを実施しました。
 また,5年 提言Ⅰのプログラムの課題研究を推進するため,在上海日本国総領事館や日系企業などへの訪問・実地調査を行いました。詳細はこちら

平成28年度 タイ研修・実地調査

 平成28年度も,4年体験グローカルのプログラムでは,備後から世界へのつながりを確かめるため,「技」「特許」「環境」「食」の4つのテーマで学習を進めてきました。
 今年度もタイ研修・実地調査は,備後発「技」で取り上げた,ホーコス株式会社のホーコス・タイランドを訪問して,備後から世界へのつながりを体感することを第1の目的とします。また,課題意識を持ってタイと日本のつながりを実地調査し,未来に向けた提言を行っていきます。タイの大学生とともにバンコクの市街地を調査できたことも,大きな収穫となりました。
 平成28年度の4年タイ研修・実地調査は,2017年1月5日~8日の日程で実施しました。詳細はこちら