福山市高校生議会
2019.10.31


10月27日(日)に,福山市議会議場にて「福山市高校生議会」が開催されました。今年度は福山市内から24名が高校生議員として採用され,当校からは,4年生の林原さんが選ばれ,この日まで福山市政の将来や施策の検討を重ねてきました。
高校生議会は5つの委員会で構成され,林原さんが所属する第4委員会は,林原さんが委員長を務め,子育て支援と保育士の確保についての質問と提案を行いました。
枝廣市長をはじめとする理事者を前に,発言者は緊張した面持ちでしたが,委員会のメンバーが協力しながら,ときにフリップも活用して発言しました。
枝廣市長からは,現在取り組んでいる福山ネウボラ事業の紹介があり,「夢見るパパとママの会」などの開催により,母親だけでなく,母親をとりまく幅広い人たちの子育てへの関わりを促したり,学生の幼児や保育に対する関心を高めていくよう,小・中学校への保育士による出前講座を増やしたりするなどの答弁をいただきました。
児童部長からは,「あんしん子育て応援ガイド」の発行,「あんしん子育て応援サイト」の開設などスマートフォンも活用した情報発信,提供を行っているが,より分かりやすく,より使いやすくなるよう図っていきたいとの答弁をいただきました。
議会を終えた後は,高校生議員が感想などを述べる意見発表会が行われました。林原さんは,第4委員会に所属したことで,子育てについて以前より身近に感じるようになり,子育ては母親だけが負担するものではなく,まわりの人の支援も大切であることが分かったことや,自身が大学のオープンキャンパスの体験授業に参加したとき,小学校低学年は乳児期・幼児期の延長であるという話を聞き,乳児期・幼児期の育て方で不登校や精神的な障害を発症するリスクを低減できると考え,将来教員になったら学習面だけではない学校の役割を果たせるようにしていきたい,と将来への抱負を含めて語りました。
今回の貴重な体験を励みに,今後いろいろな場面で学んだことを発揮し,実りある未来をつくっていくことを期待しています。


学友会会長・副会長選挙の選挙運動
2019.10.31
球技大会 その3
2019.10.30
球技大会 その2
2019.10.30



球技大会の試合が始まりました。
ドッジボール,バレーボール,サッカーの中から,各学年とも男女それぞれ2種類の球技の試合を行います。
1チームの試合数は2試合。これで,各クラスとも2試合×2種目×男女=8試合をおこなうことになり,勝てば勝ち点3,引き分けは1で,合計の勝ち点で得点を競います。
上の右のサッカーの写真にも写っていますが,応援用の横断幕を作っているクラスもあり,熱の入った応援も繰り広げられています。5年B組の横断幕のことば「ちゃんとせえ」は担任の先生の口癖だとか・・・
横断幕で目を引いたのは下の写真の横断幕でしょうか。「勝つ華麗に」。「に」が小さく付け足されているように見えますが,もともとは「カツカレー」をもじったものだとか。


秋の日差しをうけ,気温も20℃を超えています。得点の途中経過も気になりますが,何より,熱中症やけがのないように気をつけながら,競技・応援を頑張ってください。


令和最初の球技大会
2019.10.30
教育システム情報学会中国支部第19回研究発表会
2019.10.26
4・5・6年合同進路講演会
2019.10.24


本日は4・5年生全員と,6年生の希望者を対象に,合同の進路講演会が行われました。講演者はミャンマーにあるワッチェ慈善病院で長期ボランティアドクターとして働いていらっしゃる54回生の大江将史先生です。
最初に救命率の話になり、救助が必要な人がいた場合に①救急車を呼ぶ、②AEDを持ってくる③人をたくさん呼ぶ、④呼吸・脈拍の確認をする、⑤マッサージを行うなど、実際にどのような手順で行うのかをステージ上でわかりやすく実演していただきました。いざそのような事態に遭遇した時にとにかくすぐに身体が動くかどうか、人命救助のために日頃からの心がけとイメージトレーニングが大切なことです。先生ご自身の貴重な体験談も紹介いただきました。
ご活躍は日本に留まらず、クラウドファンディングでAEDや人形の模型の購入費用を集め、また新聞で報道された折には卒業生からの支援もあり、すぐに目標額を上回りました。
先生はご自身の恵まれた環境に対して、世界に目を向ければ貧困や格差が依然としてあること、そしてそのことに対する矛盾や葛藤や、言葉に表現できない思いを抱かれ、自分は何をすればいいのか、本当にこれが自分のやりたかったことなのかと自問自答され、自らの進路について考え続けてきました。
今では日に20~25回、年間では1500回にわたる手術をチームとして請け負っておられます。成人までは無償で行っています。病気や怪我によって、そしてそれらを治すための費用がないことによって自らの容姿をさらすことができずに学校に行けない子がいたとしたら、その子は教育を受けることができず、将来的に生活することができなくなるなど、学校に当たり前に通えることがいかに幸せなことかを述べられました。
先生はミャンマーでの経験や先生が師と仰ぐ方の言葉を引用しながら、一方的にもらい続けることではなく、与え続ける人が幸せになる、それは短期的な時間軸ではなく、長期的に他者との関係性を考えていく、そのことの尊さを語られました。また、自身に対する「ありがとう」という言葉も、決して自分だけの力ではなく、自分が手術をすること自体に様々な人たちの営みの連鎖の中にいるということも印象的な言葉でした。
自分がどのように動けば、自分だけではなく自分を含むこの社会を良くすることができるのか、そしてそれは一人だけの力仕事では難しいので続けていくためにみんなに広げていくこと、輪を大きくしてダイナミックな環境を作っていくことなども述べられました。
わずか一時間というご講演でしたが、語られた言葉の端々に先生ご自身が揺れながら悩まれながらも、その時その時に判断して選択してきた軌跡が垣間見られ、私たちが安易に触れることのできない凝縮された知と経験と心を感じることができ、生徒は自分の進路への向き合い方の参考になったと思います。


中学校遠足 1年
2019.10.18
中学校遠足 2年
2019.10.18
中学校遠足 3年
2019.10.18