能・狂言教室 「能について知ってみよう」
2016.10.21
本日は,「鎌倉能舞台」の21名のみなさんにお越しいただき,中学生全員を対象として,文化庁「文化芸術による子供の育成事業」による,能・狂言教室を開催しました。
日本の「能楽」は「人類の口承及び無形遺産の傑作」として2001 年に宣言され初指定されたユネスコの世界無形文化遺産です。しかし、どれだけの人が能・狂言を実際に見たことがあるでしょうか? これから世界にはばたいていく子供達に能・狂言を体験させ、伝統芸能に対する造詣を深めて欲しいとの思いから、文化庁の事業に応募しました。
午前中の3・4限には,午後の本公演に先駆けて,事前ワークショップ「能について知ってみよう」を実施しました。鎌倉能舞台理事で観世流シテ方の中森貫太先生より,能についての解説をいただき,その後,「能の謡を謡ってみよう!」「能面をかけてみよう」「能の楽器にさわってみよう」の順に,さまざまな体験を交えながらお話しをいただきました。また,午後の演目である能「安達原」でシテが使う打杖を全員で制作し,それを使って能の動きを体験しました。
また,ワークショップ後は,午後の公演に向けて能舞台のセッティングがおこなわれました。