後期教育実習の研究授業
2019.09.30
後期の教育実習も明日が最終日。本日は,多くの教科で教育実習生の代表による「研究授業」が行われています。
研究授業を行う実習生は,その教科の教育実習生が全員で授業を観察しますし,また大学の先生や附属の教員にも囲まれ,相当な緊張を強いられるものと思います。授業後には,「反省会」とよばれる会をもって,教材や生徒への発問,板書,授業の流れなど,さまざまな面から授業の検討を行います。この点をこのようにすればより理解が進むのではないか,このように問いかければより深い思考が導けるのではないかといった,意見の交流も行われます。実習生のみなさんは,このような日本式の授業研究のスタイルを,教育実習期間中に身につけることができたでしょうか。
教員にとっては,研修や自己研鑽は一生続く道のりです。
今日の授業は,会心の授業だったと振り返ることのできる授業は,一生の間でも数回?かもしれません。
日々,今日よりも少しでもよい授業ができるようにと研鑽を積んでいってください。
広島県高校新人水泳大会
2019.09.29
先日開催された福山地区秋季水泳競技大会では、7名の生徒が県新人戦への出場を決めました。しかも男子団体優勝!学校のみで水泳を頑張っている生徒が、県大会初出場を決めるなど、実り多き地区大会でした。
その勢いよろしく、29日、30日と、みよし公園プールにて県新人戦で力泳を見せつけて帰ってきました。ベストタイム多数、そして個人種目で3名の選手が中国新人戦への進出を決めました!
5年 村上愛梨さん 100m、200mバタフライ
4年 菅田雄くん 200m個人メドレー
4年 早坂花さん 100m自由形
現在、多くのメンバーが4年生の水泳部、来年の飛躍に乞うご期待!
(文責 水泳部顧問 下前弘司)
養護実習の終了式
2019.09.27
本日は11:10から養護実習の終了式を行いました。
9月25日のブログでも書きましたように,8月29日から約一か月にわたって実施された養護実習も,本日が最終日。
校長,副校長,実習を管轄する研究部長,教育実習主任,そして養護教諭の先生が3名の養護実習生の先生たちを囲んで,なごやかな雰囲気で執り行われました。
3名の養護実習生の皆さんが学ぶ広島大学歯学部口腔健康科学科は,歯科衛生士の資格を取得できるカリキュラムになっています。国家試験は令和2年3月1日に施行されるとのこと,養護実習終了後は国家試験に向けて頑張ってください。
養護実習の授業
2019.09.25
各教科の教育実習の授業が花盛りですが,並行して3名の養護実習生による「養護実習」が行われています。
養護実習は,教科の教育実習より早い8月29日からはじまり,明後日9月27日までの約1ヶ月間にわたって実施されています。普段は保健室内で保健室内の掲示物の作成をしたり,生徒への対応の観察や実習をおこなったりしています。
今日は,3名の養護実習生の先生がそれぞれ,2年生の総合的な学習の時間を1時間ずつ担当して,「保健指導」の授業を行いました。今回福山で養護実習を行っている3名は歯学部口腔健康科学科の学生さんで,保健指導も歯や口腔衛生をテーマにして行われました。
緊張しながらも一生懸命に取り組んでいる様子が伝わってきました。
歩道拡張工事と附属の地面の下
2019.09.24
福山市による歩道の拡張工事が行われています。当校と東側にあるグランラセーレの森,ならびにユーベルキッズランドとのあいだの市道に,東門付近まで歩道が設置されます。
左の写真は東門付近から南側を,右の写真は東門付近から北側を眺めたようすです。
先週,木枠を組み立て,生コンを流し込みましたが,1週間たって土止めのコンクリート擁壁が姿を現しました。このコンクリートより道路側に歩道が整備されます。
校内には排水管移設のための,深さ1mを越える大きな溝が掘られています。
溝の中をのぞいてみると,こんな様子でした。右は掘られた溝の壁面を拡大した写真ですが,現在の地面(アスファルト)から20cm程度(グレーの部分)は,舗装したときの敷石で,その下(グレーの層とその下の黄土色の層との境界)が舗装する以前の地面だと考えられます。
その下にある30cm程度の厚さの黄土色の層は,砂岩層です。さらに下はこの溝の壁面を見る限り,すべて礫岩層でした。砂岩層,礫岩層といっても,かたく固まった岩石にはなっていない地層です。
福山市木之庄町から坪生にかけての標高数十m程度の丘陵地には,附属の地下にあるのと同様の砂岩や礫岩からなる地層が分布しており,福山累層と呼ばれています。こちらは,福山累層に関する岡山大学理学部による2012年の調査結果です。附属の地下には,この「福山累層」が広がっていると考えられます。この文献によれば,時代は確実ではありませんが,数千万年前に,このあたりを北東から南西方向へ曲流した河川が,砂や礫を運んできて,福山累層を堆積させたと考えられるとのことです。
工事のおかげで,普段見ることのできない,附属の地面の下をのぞくことができました。
ちなみに,校内に下の写真のような直径が10cmを越えるようなまるく角の取れた礫が転がっていることがありますが,それらは,地下の福山累層の礫岩から出てきた礫の可能性が高いと考えられます。興味のある人はさがしてみてください。