校内の工事など その2
2017.03.22
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調理教室の下水がうまく流れないため,配管を掘り起こして調査を行っています。
B棟の北側の駐輪場と校舎の間には,レンギョウが植わっていますが,どうもこの木の根が入り込んでいるのではないかと予想しています。土を掘り返すと,たくさんの木の根も出てきます。
2枚目の写真のような角の取れた礫もたくさん出てきます。スコップが礫にあたるため,掘りにくいんです。この礫は当校の地面を掘ると,たいていどの場所からも出てきます。大きい物では直径が20cmを超える物が出てくることもあります。この礫を含む地層は,かつてこのあたりを流れていた川が運んできたものだと考えられます。形成されたのは,約4000万年前~3200万年前(新生代後期始新世-前期漸新世)と,人類が誕生するよりも遙かに前のことです。
工事のおかげで,大地の歴史をのぞき見ることができました。
ところで,調理室の配管は,下の写真のように,太い根が完全に塞いでしまっていました。レンギョウを疑いましたが,この太さはメタセコイヤの根でしょうか?
はじめは細かった根が,水や栄養もたっぷりありますし,だんだん成長して,こんなになったのでしょう。驚きでした。
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