オーストラリアからの青少年交流
2017.12.19
ラボ・オーストラリア青少年交流で来日中の高校生 アイザックくんが,12月18日より2日間本校を訪れました。ラボ・オーストラリア青少年交流は,ニュー・サウス・ウェールズ州日本語教師協会と提携し,中学・高校生を対象に相互ホームステイ交流の実施を行っています。アイザックくんは,母国の高校で日本語を学習しており,日本に滞在中に学校を訪問し,授業の様子や学生と交流することに関心を持って来日しています。当校の生徒のお宅でホームステイをしながら,18日は4年A組で授業を受けました。古典の授業では,英語と日本語併記のワークシートを使って作品を読んだり,数学の授業では,イギリスの教科書を使って計算問題を解いたりしました。コミュニケーション英語の授業では,自己紹介を英語と日本語を混ぜながら行い,生徒からの質問にも積極的に日本語を使いながら答えていました。さらに“My favorite thing”をテーマに,グループディスカッションを行うなど,4Aの生徒との交流を深めました。また,4Eの生徒全員がコミュニケーション英語の授業の中で,アイザックくんに向けての質問と“ My favorite thing”を書いて本人に渡したところ,全員にコメントを書いてくれました。4Eの生徒は非常に喜び,コメントを読んだ後にアイザックくんに会いに行く生徒もいました。19日は終業式でした。アイザックくんは,他の生徒と同じように校庭に出て4Aの列の一番前に並び終業式に参加しました。アイザックくんの身長は195cmとのこと,校内一の長身で,写真でもその高さが確認できます。
コミュニケーションを円滑に図るためには,異なる性質を尊重し受容すること,つまりはダイバーシティ(多様性)の受容が重要視されています。アイザックくんの積極的に人とつながって,交流したい,学びたいという姿勢も,彼を温かく迎え入れ,関わっていった本校の生徒の姿勢も多様性を尊重し,円滑なコミュニケーションを図る上で必要な資質・態度だと思います。今後も生徒間の交流の機会を積み重ねながら,その資質を磨いてほしいと思います。