3年社会見学旅行 その3
2019.07.22
昼食後は,雲仙へ移動して雲仙災害記念館で火山災害について学びました。
展示物でその歴史や災害の影響を学び,再現VTRや被災家屋の見学を通じてリアリティーを体感しました。
雲仙普賢岳が大火砕流を噴出する噴火をしたのは平成3(1991)年6月3日のこと。もう28年もの歳月が経過したことになります。中学生にとっては生まれる前の出来事ですが,過去を知ることが防災につながります。
平成の噴火をご存じの方でも,雲仙岳で,江戸時代にもたいへんな災害が発生していたことをご存じの方は少ないかもしれません。1792年に雲仙岳眉山で発生した噴火に伴う山体崩壊と,崩壊した岩雪崩(いわなだれ)が有明海に落ち込むことによって発生した津波の災害は,「島原大変肥後迷惑」と呼ばれ,有明海の反対側の熊本県を中心に死者・行方不明者1万5000人という,有史以来日本最大の火山災害を引き起こしています。
これらについて詳しく知りたい方は,こちら(ウィキペディア 雲仙岳)のページやこちら(ウィキペディア 島原大変肥後迷惑)のページをご覧ください。
社会見学旅行団は先ほど学習を終え,今からホテルに向かいます。