5年修学旅行 第1日その7 国立科学博物館
2019.10.14
国立科学博物館は1877年に創立した博物館で,現在「日本館」と呼ばれている建物は1880年に建てられたものです。旧正面玄関を入った吹き抜けで上を見上げると,こんなすてきな様子が見られます。
また,その吹き抜けの一部を利用して,フーコーの振り子の実験がおこなわれています。
フーコーの振り子は,地球の自転現象を示す演示実験です。自転運動する地球上で,長い弦をもつ周期の長い振り子を長時間振動させると,次第に振動面が変化することが観察できます。
この実験を世界で初めておこなったのが,フランスのレオン・フーコーで,この実験によって,地球が自転していることが証明されました。その話を聞いたフランスの大統領であったルイ・ナポレオン(のちに皇帝ナポレオン3世)に命じられて,パリのパンテオン寺院の大聖堂の天井から巨大な振り子をつり下げて公開実験を行ったそうです。
原理を説明するのは簡単ではないので,詳しく知りたい方は,こちらをご覧ください。
地学を選択している皆さんは,見てくれたかな?
16:50に科学博物館前に再集合したときには,夕方の少し薄暗い様子でした。福山附属は北緯34.50°東経133.41°,科学博物館は北緯35.72°東経139.78°で,上野の方が経度が6.37°ほど東にあるため,日没が約25分はやいので,福山より夕方は早い時刻に暗くなります。
地球が球形であり,自転していることが原因で起こる現象です。