3年理科野外学習
2019.11.05
本日,3年生は理科の授業の一環として,岡山県の弥高山公園とその周辺で地学的な内容を中心とする野外学習を行いました。
弥高山周辺の地層の観察では,堆積の時間的な不連続の様子がみられる「不整合」とよばれる地質構造を観察するなど,地層の広がりや長い時を経て変動してきた大地の営みについて学んでいきました。
弥高山山頂では,弥高山を構成する岩石の観察をはじめ,弥高山のでき方やまわりの景観から周辺の地形の成り立ちなどについて学んでいきました。
遠方からみる弥高山はこんもり盛り上がった印象を受けるのに,実際に弥高山を構成しているのは玄武岩。玄武岩質の溶岩であれば,なだらかな傾斜の山体を形成することが多いのに,こんもり盛り上がった山となっているのはなぜなんだろう…そんな疑問をいっしょに解いていきました。
また,まわりの景色を眺めると「千峰谷」とよばれる直線的に連続する深い谷がみられるのですが,そのでき方についてもいっしょに考えていきました。
本日は大陸からの移動性高気圧におおわれ,昨年に続き「天高く馬肥ゆる秋」と表現するのにふさわしい晴天に恵まれ,充実した野外学習の機会となりました。