上ヶ谷先生の論文が国際学術雑誌に
2019.11.12
数学科の上ヶ谷先生が日本女子大学の大谷先生と共著で書かれた論文が,オーストラレーシアの学術雑誌Mathematics Education Research Journal誌に,掲載されることになりました。
概要(Abstract)は,こちらから読むことができます。
以下は,上ヶ谷先生のコメントです。
「近年,教育哲学や数学教育の領域で,推論主義と呼ばれる哲学を応用した教育研究の新しい方法論が
注目されつつあるのですが,その方法論のデータ解釈上の問題点を指摘した論文です。査読時にも,複数の査読者から,賛否が分かれるだろうから,掲載してみんなで議論しよう,といった感じのコメントをいただきました。これが世の中のスタンダードになるかどうかは,議論の行く末次第ではありますが,問題提起として1つ,国際的な社会貢献ができたかと思います。」
ますますのご活躍を期待しています。
さて,「オーストラレーシア」という後をさらっと使いましたが,みなさんご存じでしようか?
Wikipediaによると,「オーストラレーシア(Australasia)は、オーストラリア大陸・ニュージーランド北島・ニュージーランド南島・ニューギニア島およびその近海の諸島(インドネシアの領域を含む)を指す地域区分である。」だそうです。
数学教育の論文の内容理解は難しそうですが,こちらは上ヶ谷先生のおかげで理解が広がりました。