3年社会見学旅行第3日 その1
2021.07.28
社会見学旅行3日目は、フェリーで桜島へ向かいました。本日は天候も良く、山の中腹あたりに雲がかかっており、桜島がより一層綺麗に見えてました。
桜島に到着してからは桜島の専門ガイドさんの説明を聞きながら、展望台やビジターセンターを巡りました。
桜島は日本の代表的な活火山の一つで、噴火の回数が多い年では年間1300回を超える年もあるという話を聞き多くの生徒は驚いていました。また、ガイドさんの生活の様子を聞き、鹿児島の人々は桜島の火山灰とともに生活しているということがよく理解できたようです。他にも、桜島の歴史、噴火の様子や仕組み、砕せつ物の種類などを詳しく知ることができました。
生徒たちは理科の授業で学んだ知識と今目の前に広がっている桜島の姿とを関連づけながら、ガイドさんの説明を興味深く聞いていました。
鹿児島での最後の昼食は、さつま料理の老舗「熊襲亭(くまそてい)」で鹿児島の郷土料理を食べました。普段あまり食べることのない、黒豚のとんこつ、きびなごの刺身、さつま揚げ、さつま汁など鹿児島の食文化を十分に堪能できたようです。
福山駅では全体の集合がないため、鹿児島中央駅で解散式を行いました。
江口副校長からは
「平和」:知覧特攻平和会館での学びなどを通して
「自然」:桜島での学びなどを通して
「絆」:集団での活動を通して
というキーワードから、社会見学旅行の目的が達成されたのではないかという話がありました。
また、「附属生としてふさわしい行動」として、来年の生活に向けての心構えや今後の課題についても話がありました。
生徒たちは疲れている中、真剣なまなざしで副校長の話を聞きながら、少し先の自分の姿を想像している様子が窺えました。
現在、鹿児島中央駅を13時34分発の新幹線に乗車し、福山に帰っているところです。行きの新幹線とは様子が異なり多くの生徒たちが寝ています。この3日間が充実していた証拠だと思われます。
昨年に引き続き、今年の社会見学旅行も様々な制約がある中での活動でしたが、この3日間事故等もなく無事に行事が遂行できました。この3日間を通して、今まで知らなかった文化や人との出会いなど多くのことを学ぶことができました。このような学びができたのも、多くの皆様のご協力のおかげだと感謝しております。誠にありがとうございました。