英国研修 オックスフォードコース(5)
2024.03.27
オックスフォードでの研修も最終日となりました。本日のグループプレゼンテーションと個人スピーチに向けて,緊張や興奮で朝早くに目が覚めた生徒もいたようです。
7時30分にホストファミリーの送迎で集合場所に集まり,みんなで別れを惜しみました。短い間ではありましたが,どの生徒もファミリーと確かな関係性を築くことができていたようで,名残惜しくてなかなかバスに乗車できませんでした。
1時間半の間バスに揺られ(この道のりも慣れたものです),最後にオックスフォードの美しい街並みを歩いてウースターカレッジに向かいました。この一週間,天候に恵まれ,気持ちよく過ごすことができました。カレッジで4人の大学生と合流し,午後一番に行われるグループプレゼンテーションに向けて最終準備を行いました。現在存在する社会の課題に対して,イノベーティブな解決策を提供する商品を一つ考え,その開発のための援助を投資家に求めるプレゼンテーションを行うという設定のもと,一人ひとりが自分の発表するパートについての原稿を作成し,練習に励みました。大学生たちは非常に親身になってサポートしてくれて,美しい庭に生徒たちを連れ出してそこで一緒に練習をしたり,一人ひとりにきめ細やかなアドバイスをしてくれたりしました。
そんな準備の成果もあって,どのグループのプレゼンテーションも大成功でした。全員が自分の役割をしっかり果たし,学生の要求に応える素晴らしい発表を行うことができました。プレゼンテーションのあとは,研修を通して自分が感じたことやこれからの目標について,短時間のスピーチを作成してグループ内で発表しました。準備時間がそれほどあったわけではないのですが,2分強のスピーチを誰もが堂々と行うことができました。
最終日を迎えた生徒の顔が,初日のどこか不安げな顔とは全く異なることに驚かされました。どの生徒も,研修前には想像もできなかったような飛躍を遂げることができました。生徒たちがこの研修を通して伸ばしたのは,必ずしも英語の力だけではなくて,失敗を恐れずに人前に立って発表することや,わからないこと,不安なことを我慢するのではなく,誰かに助けを求めることによって解決することや,よりよい社会のあり方について自分ごととして捉えて考えることができることなど,より広い領域に関わる力であったように思います。
最後にみんなで記念撮影をしたあと,支えてくれた学生たちとお別れし,ヒースロー空港の近くあるホテルでケンブリッジコースの生徒たちと合流しました。イギリスでの最後の夕食として白身魚のフライ,ポテトフライ,グリーンピースを食べながら,それぞれのコースでの経験についてお話をしていたようです。
明日には長いフライトに入ります。最後まで,大きな問題のないように,気を抜かずに行動したいと思います。