4年真庭SDGs研修 第3日午前
2021.03.19
3日目午前は,まずは真庭市産業観光部の方に真庭市のSDGsへの全体的な取り組みについて,1時間レクチャをいただきました。真庭市がSDGsにどのように貢献できるかや,これまで個別に見学してきた企業や団体が市の取り組みとどのように関係しているかを体系的にまとめていただき,個別の見学先の内容を有機的に結びつけて理解することができました。
その後,銘建工業株式会社の工場や事務所を見学させていただきました。工場では,固形燃料の一種,木質ペレットの製造現場を見学しました。また,事務所の建物は,100年先まで見据えてこの場所で働きやすいように,自社技術を活用しながら設計・建築されたそうです。
午前の最後は,ビニールハウスの加温の燃料に木質ペレットを実際に利用されている農家さんをお訪ねしました。化石燃料による経済効率と木質ペレットによる環境問題への貢献との選択で,悩みに悩んだ末,苦しい思いをしながら木質ペレットを選んだリアルな葛藤を,率直にお話してくださいました。
実際の農業の様子だけでなく,環境保護活動を実践したり普及したりするということの難しさを教えていただいたように思います。
お昼ごはんのあとは,生ゴミ等を液肥に変えるメタン発酵プラントを見学し,真庭市における生ゴミ循環の仕組みを学びました。
真庭市が,市全体でSDGsに対していろんな側面から真摯にアプローチしている姿勢を知ることができました。
4年真庭SDGs研修 第2日夜~第3日朝
2021.03.19
真庭研修2日目夜は,夕食後,宿泊施設の方による講話のお時間をいただきました。一貫性を持ってSDGsに取り組むことを大事にされているということで,コロナ禍の旅館経営で大事にされていることについてのお話や,
高校生に大事にしてほしいことについてのお話を,たくさん頂戴しました。
とてもわかりやすく印象的な形でお話してくださったお陰で,生徒達も,お話を聞きながら,社会貢献についてや自分の生き方について,たくさん考えてくれたようです。
3日目の朝は,朝食をいただいた後,すぐに出発です。
他のお客さんが少ないこともあり,ありがたいことに,スタッフ総出でお見送りしていただきました。SDGsの取り組みや,学んだことを仕事に活かすお手本をお示しいただいただけでなく,お客さんを大切にする姿勢も学ばせていただきました。
宿泊することそれ自体が学びになったという意味で,貴重な体験ができたものと思います。