6年人権ロングホームルーム「情報の記録性について考える」
2018.06.21
渡辺校長先生が6年生に向けて,「情報の記録性について考える」と題してご講演くださいました。
我々は常時,情報の発信者となっていること,そして発信した情報は消去することができないことは感覚的には分かります。それを,具体的な仕組みから学ぶことで,事実として重く受け止めることができました。
そして,社会に出て行くにあたってのあたたかいメッセージもいただきました。
渡辺先生の軽妙な語り口に引き込まれ,真剣に考え我が身を振り返る生徒たちの姿が印象的でした。
感覚的にではなく仕組みを理解し,それとどう向き合っていくかを考えることの重要性をいろんな事象に当てはめて,生徒には自分自身がどうするかを考えられるようになって欲しいです。
(文責:6年担任団)
体験グローカル 「株式会社中島商店」の講演
2018.06.19
本日7時間,4年生対象の体験グローカルでは,株式会社中島商店の中島基晴さんを講師として本校にお招きし,講演をしていただきました。
中島さんは,「特産品で地域を元気に!~Bingo Spirits! ~」をテーマに,地域経済の活性化をめざし地域の特産品を活用した取り組みに関して,事例を挙げながら説明してくださいました。
講演の中では,少子高齢化による人口減少や人口流出によって人口構造が変化し,経済活動の減退や地域活力の低下へとつながっているといった背景があること,その対応策として備後圏域6市2町による広域連携を行うだけでなく,様々な機関とも連携を取りながら,地域の特産物を活用した取り組みを行っていることについて話していただきました。
その取り組みの一例として「第六次産業化」を田島海苔の事例に挙げて話をしてくださいました。お話の中で,海苔の養殖行程・収穫方法・加工までの全工程を動画で説明してくださったおかげで,「第六次産業」のしくみや理解をさらに深めることができました。また,鞆の浦の特産品である保命酒の事例では,「ペリー来航のときに飲まれていた」という伝承を確かなものにするため,その時代の歴史や背景を数年かけて調査した結果,根拠となる文献を見つけることができたということ,それによって保命酒にストーリー性が加わるだけでなく,その付加価値が上がり販路や生産量が拡大しているといった具体的なお話も伺うことができました。講演の最後で,生徒が「商品開発に関して,今後考えている商品などあれば,教えてください。」と質問したところ,その回答の中には「高校生などの若者をターゲットとした商品開発も行っている。日々,生活している中で,例えば野菜ひとつ例にとっても,それで何ができるのかを考えて生活していってほしい。そして商品開発に関わって,もしもよいアイデアがあったらぜひ相談してほしい。」という言葉をいただきました。このことからも,地域貢献にかける中島さんの熱意を感じ取ることができました。
講義に対するアンケートの結果や生徒の感想はこちらからご覧ください。
2018英国研修の報告レポート
2018.06.15
2018年3月19日~3月30日の日程で実施された英国研修(ロンドンコースとケンブリッジコース)に参加した生徒58名が,帰国後に研修の報告レポートを作成し,2か月間マルチメディアホール前に掲示していました。レポートには研修前の目標、研修を通しての変容、研修を終えての感想が書かれてあり、どのレポートも学びの深さを感じさせる内容でした。いくつか感想を紹介します。「英国の家族の中に一人入ってのホームステイ等、全てが初めての経験で日本がいかに暮らしやすいか、いかに恵まれているかが分かった。」「慣れないイギリスの生活様式に戸惑うこともあったが、ホストファミリーの優しさを感じながら文化交流や意見交流ができて、とても良い時間だった。この経験をもとに国際人として生きていけるように努力し続けたいと思う。」「この研修では、英語力の向上よりも、自分は他人に支えられていることに気づき、それに感謝することの大切さを実感した。これからも支えてもらった人には感謝の気持ちを忘れず、自分もまた誰かを支えたいと思った。」
再来週からは、6年生の提言Ⅱのポスターをマルチメディアホールの前に掲示します。こちらも是非多くの方に見ていただきたいです。
上海大同中学とのskype交流(第2回)
2018.06.14