3年租税教室
2017.11.29
11月29日(水)6時間目に,中学校3年の社会科公民的分野の授業の一環として,福山税務署より税務広報広聴官である鈴木先生をお招きして「租税教室」を行いました。授業では,税金のない世界を描いた動画を冒頭で視聴し,税を財源に提供されている多くの行政サービスによって私たちの豊かな生活がかたち作られていることを説明してくださいました。また,「税金はどこから,どのように,どれくらい徴収するべきか」そして「納められた税金は何に使われるべきか」は、国民が決めることであり,選挙を中心に政治に参加することは税を考える上でも大切なことであることを生徒に伝えてくださいました。
今年度の租税教室では,「税務署の仕事について知りたい」という生徒の興味関心を受けて,国税局・税務署の仕事についても説明してくださる時間があり,税に関する理解を深めるだけでなく,税に関わる仕事についても学べる時間にもなりました。以下は,授業を受けた生徒の感想です。
○税務署の方々が様々な仕事をしている事を知ることができてよかったです。税がない世界は一見すると負担が軽くなったような感じがするけれど,実は負担が最も大きい世界なのかもしれないと思い,税の重要さを改めて感じることができました。
○僕たちは,まだたくさん税金を払う年齢ではないけれど,消費税は納めています。それが社会を支えるお金の一部になっていることを詳しく知り驚くことがたくさんありました。何も知らないまま払っていましたが,それはある意味,税が生活の中に浸透していて,正しく循環しているということなんだと思いました。
○税が消えたら…という動画が印象的でした。国民の義務である税は漠然と集められているようで意外にも身近なところで使われていることが分かりました。税の負担と福祉のバランスはこれといった基準がないからこそ,みんなでそのバランスがどうあるべきか考えていくことが大切だと思いました。