4年真庭SDGs研修 第2日午後
2021.03.18
午前の研修を終えて昼食をとり,昼食後は暖簾の町,勝山町並み保存地区を散策しました。
様々なお店やご家庭で,個性溢れる暖簾が掲げられておりました。
生徒達が,「この町の人達,すごく温かい人達が多くないですか?」と言っていたのが非常に印象的でした。
午後の研修は,真庭のCLT製造工場の見学やバイオマス発電所の見学に行きました。
CLTとはCross Laminated Timberの略称で,ひき板(ラミナ)を並べた後,繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料です。厚みのある大きな板であり,建築の構造材の他,土木用材,家具などにも使用されているそうです。また強度や耐火にすぐれているので,木造の高層建築や大型建築を可能にする建材として注目されているそうです。
また,バイオマス発電は,原料の固定価格買取制度により,山主の方の安定収入が生まれ,林業や山の管理の可能性を広げているという説明をしていただきました。
本日の研修の最後には,真庭市役所本庁舎を訪問し,「バイオマス産業杜市構想」を掲げる市の市役所として,冷暖房チップボイラによる熱利用やバイオマス発電の電力供給先になっている公共施設のようすを見学しました。
専門的な用語も多く,話についていくのが少し難しいところもありましたが,生徒達は時間いっぱい盛んに質問を行い,たくさんのことを吸収することができました。
4年真庭SDGs研修 第2日午前
2021.03.18
4年真庭SDGs研修 第1日
2021.03.17
WWLの取り組みとして,4年生ではタイへの海外研修を予定していましたが,残念ながら実施することができませんでした。タイ研修に代わる取り組みとして,本日より3日間の日程で,岡山県真庭市をフィールドに,SDGsをテーマにした研修をおこなうことになりました。
タイ研修に代わる研修も,東京コースと真庭コースの2つのコースを設定して準備を進めてきましたが,首都圏4都県の緊急事態宣言が延長されたため,東京コースはやむなく中止することとなりました。そこで,東京コースを希望していた生徒も含めてあらためて希望者を募り,今回の真庭研修を実施する運びとなりました。
当初計画していた真庭研修の人数よりも参加者数が増えたため,予定していた宿泊施設では全員が宿泊することができなくなってしまいました。そこで,現在は土日に限定して営業しておられる宿泊施設に無理をお願いして,宿泊先を確保することができました。
そのようなことから,貸切りで宿泊させてもらう状況になりましたので,コロナ禍におけるホテル・旅館業界の現状やSDGsへの取り組みについて,お話しを聞くことも,研修の内容に加えることになりました。
この施設では,SDGsを口だけでなく実際に実践しなければならないというお考えを持っておられるそうで,料理も,食育の一貫として,フードロスを考える1つの契機として,美味しく全部食べきっていただけるようにこだわり抜いて味付けしているとおっしゃっていました。ごはんの分量も,手間がかかってでも一人一人が食べ切れる分量を丁寧に聞き取ってからよそうようにしておられるとのことです。
第2日目にも,少しまとまった時間をいただいて,コロナ禍の中での経営やSDGsに対する想いなど,生徒達にお話しいただく予定になっています。