広島大学附属福山中・高等学校　スクールブログ

本日は，１年から５年までの生徒が参加して，福山芸術文化ホール　リーデンローズ大ホールにて今年度の広島大学ＷＷＬ事業の成果発表会を開催し，教育関係者や保護者など多数の出席をいただきました。

教員でも，1000人を越える人の前で発表するのは大変な緊張を伴いますが，生徒たちは，それぞれの研究や実践の成果を，堂々と発表することができました。
ALL Englishでの発表を行うグループもあり，後輩たちにとっては，先輩たちの姿を見ることで，研究や実践を継承し発展させていくという思いを新たにする場になったのではないかと思います。

また，来賓としてこのＷＷＬ事業に協力いただいている企業等のみなさまにもご臨席をたまわり，貴重なご意見をいただくことができました。

ご協力いただきましたみなさまに，厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。

本日は５年生「地学基礎」の選択者を対象に，福山市鞆町仙酔島で野外実習を行いました。

およそ9000万年前（中生代白亜紀）に噴出してできた流紋岩質凝灰岩の観察を中心に，「仙酔層」とよばれる堆積層，断層とその部分がより侵食されてできた海食洞，世界的にも珍しい「五色岩」などを観察していきました。
地層の向きや傾きを測る実習ではクリノメーターとよばれる器具を使いますが，初めて使うクリノメーターに苦闘しながらも，地層の面のようす（走向と傾斜）を読み取っていきました。

一方，仙酔島に生育するウバメガシやススキ，岩肌に広がった地衣類，大伴旅人が海路の安全を祈って思いを込めたムロ（ネズミサシ）の木などを観察し，植生遷移とのつながりも考えていきました。また，下の写真のように，フジツボやイボニシなど，磯に生息する生き物にも触れる体験をしました。

週間天気予報では雨の予報も出ていましたが，曇りがちの天気で，午後からは強い北風に見舞われたものの，ときおり雲の隙間から顔をのぞかせてくれる太陽の暖かさを感じながら，有意義な野外学習のひとときとなりました。

本日は，同窓会オリーブ会会長，教育後援会会長，教育助成会会長のご臨席のもと，第69回の卒業式が挙行されました。

卒業生のみなさまからは，卒業記念品としてテント2張の寄贈をいただきました。
下の写真がそのテントです。
寄贈いただいたテントのお披露目に，同窓会オリーブ会の受付テントとして使わせていただきました。

卒業生のみなさんに，幸多からんことを祈っています。