タイ研修<第2日> ジムトンプソンの家
2017.01.06
朝食後は,タイの歴史,産業と生活を実地調査しました。場所はジムトンプソンの家。
ジムトンプソンはタイのシルク王と呼ばれ,古美術の収集家としても有名であったアメリカ人です。彼の住居が博物館として公開されています。ここには昔のタイの生活様式がそのまま残っています。
彼はタイの家内産業であったシルクの手織りに興味を持ち、その普及に尽力しました。デザイナーとしても、染色家としても才能を発揮し,プリント模様のシルクを生み出して、タイシルクの名を世界的に広めました。彼が収集した調度品やチーク材を使用した建物を見学しながら,タイの気候風土の特徴,タイシルクの歴史や他国との関わりなど多くのことを学ぶことができました。
家の前には川が流れており、家の建築に使った木材や家の前の工場で生産されていたタイシルクも船で運ばれていたそうです。今でもバンコクでは船がタクシー代わりであると説明を受けた通り,目の前を船がかなりのスピートで通り過ぎるのを目の当たりにしました。